2019年7月16日火曜日

仮想環境の構築完了

昨年の後半から進めてきた「仮想環境」の構築作業が終わりました。仮想環境とは1台の物理サーバーの上に多数の仮想サーバーを同時に動作させる技術です。物理サーバーはADB(アフリカ開発銀行)とJICA(国際協力機構)からそれぞれ1台づつ寄付していただきました。それぞれがメインメモリ128ギガバイト以上、6コアのプロセッサが2個という強力なもので、合計で24台以上の仮想サーバーを動作させる事ができます。
2台にしたのは、もし1台が故障した場合にそこで動作していた仮想サーバーを残りの1台で動作させるためです。現在動作しているサーバー、いずれも10年以上前に作られた古いもの、の移行作業も順調に進んできます。この仮想環境を利用してActive Directoryやファイルサーバーと言った新規システムの構築作業も開始されました。
そして、技術移転のために必要な各種ドキュメント、マニュアルや各種手順書、の作成も終わりました。残りの任期半年は現地の技術者が私がいなくなっても運用できるようにするための訓練期間となります。既に基本的な技術や知識はマスターしているため、何とかなるでしょう。半年後は安心して日本に帰れると思います。

※写真の上がJICAから、下がADBから寄付して頂いたサーバー

2019年7月7日日曜日

タバボシウへのハイキング

マセルから20キロ程南のタバボシウにあるレソトの初代国王、モショエショエ1世の墓地に同僚とハイキングに行ってきました。タバボシウはソト語で「夜の山」と言う意味です。墓地は文字通り山、正確には台地の上にあります。周辺はハイキングコースとして整備されているのです。
観光案内所のすぐ近くにあるトレイルヘッドから1時間程で着きました。近くの「モショエショエの椅子」というビューポイントで素晴らしい景色を見ながら3人でランチを食べました。とても楽しい一日を過ごしました。