2010年1月23日土曜日

FAXサーバーは意外と便利

今やファクシミリはほとんど死語だ。我が家にもファクシミリ機能付きの電話機はあるが、めったに使わない。そのくせインクシートがかなり高価だ。昨年数年ぶりに切れたので、買わないで、代わりにFAXサーバーを導入した。といっても、まったく使わなくなっていたFAXモデム(これも死語だ)をホームサーバーに突き刺し、電話の間に入れただけだ。ホームサーバーはWindowsなのだが、FAXサーバー機能が標準で付いている。ファクシミリを受信すると、自動的に添付ファイル付きの電子メールで送信する仕組みだ。

これが意外と便利だ。というのは電子メールは僕の携帯電話で受信できるのだが、携帯電話で添付ファイル、つまり送られてきたファクシミリの内容を見ることができるのだ。自宅に送られてきたファクシミリをいつでもどこでも見られるのはかなり便利だ。紙という媒体を通すことが前提のファクシミリというシステムが紙を介さないことでずっと便利なツールになりうるのだ。

有料なら同様のサービスはあるかもしれないが、まったく無料(あるいは廃物利用)でできるのが良い。

2010年1月22日金曜日

ノートパソコンでSSH+Rsyncする

普段はもちろんノートパソコンを使っているが、ホームサーバーもある。OSはWindows 2003で、ウェブサーバー、メールサーバー、ネームサーバー、FAXサーバーなど多目的に使っている。

中でも重要なのがファイルサーバーとしての役割だが、問題になるのはノートパソコンとの同期だ。FTPはあまり動かしたくないし、リモートデスクトップのドライブ共有は遅いし面倒だ。そこでCygwinをインストールして、SSHとRsyncを使ってファイル転送をする仕組みを作った。

ノートパソコンの同期転送用のフォルダーに転送したいファイルやフォルダーを置いて、デスクトップのアイコンにスクリプトを割り当ててある。これワンクリックすると、ホームサーバーの同期転送用のフォルダーに転送される。同期転送なので、ノートパソコン側から削除すればホームサーバー側からも自動的に削除される。SSHなのでセキュアだし、認証キーを使っているのでパスワード管理も不要だ。

Cygwinはフルインストールしてあるので、SSHでログオンしてLinux環境として使うこともできる。もちろん自宅だけでなく、オフィスやホットスポットからでもいつでもアクセスできる。なかなか便利だ。

2010年1月16日土曜日

WiMax試してみました

UQコミニケーションズがTryWimaxというお試しキャンペーンを始めたので申し込んでみた。ウェブから申し込むと端末を二週間(15日間)無料で貸し出してくれるというサービスだ。D01NAというUSBタイプのものを申し込んで三日目に配達されてきた。USBに差し込むと自動でドライバとユーティリティがインストールされて即使えるようになった。

結果としては残念ながら電波の状態が「微弱」でお世辞にも早いとは言えなかった。住んでいる場所が悪いのだろうか。と言っても東京都下なのだが。

もうすぐ引越しを控えているので、これを機会に我が家のブロードバンド環境を長年契約してきたADSLからWiMaxにしようと思ったのだが、疑問符が付いた。光ファイバーにするほどの事はないしADSLの契約を続けようか・・・。


2010年1月10日日曜日

高尾山登山記録その22

今年の初ハイキング。コースはまったく同じ。

暖冬なのでまだ雪はない。もちろん冬なので山頂とかは非常に寒いし風も強い。しかし、冬は空気が澄んでいて景色が良い。富士山も他の季節に増して綺麗だ。特に陣馬山の山頂は360度のパノラマで絶景だ。難点は人が多いことだが、これだけ景色が良いのだから仕方がないか。

今日はこの季節としては人が多かった。多分三が日の混雑を避けて初登山の人が多かったからかも。

2010年1月2日土曜日

年末ジャンボと「シュレディンガーの猫」

家内が宝くじが好きで、ジャンボはたいてい買っている。家内がウェブサイトで当たりくじをチェックしているのを見て「シュレディンガーの猫」を思い出した。

シュレディンガーはオーストリア生まれの物理学者で、量子力学の基本方程式である「シュレディンガー方程式」を発見したことで知られている。そのシュレディンガーが当時主流になりつつあった量子力学の確率論的解釈に反対するために考え出したのが「シュレディンガーの猫」という思考実験だ。

「蓋のある箱を用意して、この中に猫を一匹入れる。箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れておく。もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫は死ぬ。しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残る。さて、ラジウムがアルファ崩壊する確率が50%とすると、一定時間経過後、果たして猫は生きているか死んでいるか。
現実社会では猫はあくまで生きているか死んでいるかどちらかでしかない。猫の生死は蓋を開けないとわからない。しかし量子力学では猫は50%生きていて、かつ50%死んでいるという状態であり、「生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なり合っている」という解釈をする。さらには人間が蓋を開けることによって生きているか死んでいるか「どちらかの状態に収束する」と説明する。

量子力学ではこのような一見非現実的な解釈であらゆる現象をまったく矛盾なく説明できる。つまり正しいのだ。しかし、これを拡張して現実社会に当てはめようとすると、このようなありえない矛盾を生んでしまう。これを皮肉ったのが「シュレディンガーの猫」というパラドックスなのだ。

家内が宝くじの当選番号をチェックしている間、彼女の心理では当選した状態と当選しなかった状態が重なり合っている。そしてチェックした後で当選しなかったという状態に収束したわけだ。実際に当選する確率は数億分の1だが、彼女の中では当選するのとしないのはあくまで50%ずつというのが面白い。