2015年7月25日土曜日

新学期&授業開始

今週から新学期が始まった。前の学期が終わる直前に中心になっていた講師が突然退職し、IT学科の主任講師に一科目でいいから持ってくれと頼まれた。ボランティアは講師ではなくアドバイザーなので授業をする義務はない。ただ、困っているのは分かっているので断れない。4コマ✕2クラスの8コマということで引き受けたが、始まってみると合同クラスになったのに、8コマはそのまま。ということはその分授業の準備をしなければならない。
これがなかなか大変で、2コマの連続授業の2時間の準備にその倍はかかる。それよりも何よりも、実習ではなくて講義なので2時間連続で(当然英語で)しゃべり続けないといけない。英語が達者なら良いだろうけど、僕の英語力では、これはかなり疲労困憊する。
そもそも「どうか質問がありませんように」と願いつつ授業をする不謹慎な講師である。質問をされても臨機応変に答えるような英語力はないし、部族語なまりの学生の英語は今だに何を言っているかわからない事が多い。
勤務が終わり、自宅に帰ると、いつもはFMラジオをつけっぱなしにしてポップな曲を聞きながらルンルンするのに、今週はソファーでグタっとして何もする気にならなかった。それでもジョギングで気分を切替た後で授業の準備をした1週間だった。まあ、学校なので、どうせ授業は避けて通れない。それに教えることは決して嫌いではない。
今週は明日の講義の準備を今日、最悪当日の朝する自転車操業だったので、週末に頑張ってせめて2−3日分はストックしないと。

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2015年7月18日土曜日

ネルソン・マンデラ・デー

7月18日は「ネルソン・マンデラ・デー」です。元南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラ氏はその生涯のうち67年間を反アパルトヘイト闘争に捧げました。国連は世界の人々に対し、7月18日に少なくとも67分間の社会奉仕を行うようお願いしています。

今年は18日が土曜日のため、前日の17日の今日社会奉仕活動を行いました。
私の赴任先である「モパニ南東職業訓練校」では10キロほど離れた「ルネカネ地区」にある高校のホールのペンキ塗りを行いました。ルネカネはアパルトヘイト時代にタウンシップ(黒人居住区)だった場所で、今でも貧しい黒人が多く住んでいます。南アフリカ北東地区に赴任しているJICAボランティア10人がこの日のために現地に集まり、50人程の教職員とともに学校ホールのペンキ塗りをしました。9時から始めて3時間ほどで学校ホールは見違えるほど綺麗になりました。遠路よりはるばる来て頂いた他のボランティアの方々、本当にお疲れ様でした。

 

 

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2015年7月15日水曜日

ボランティア中間報告会@プレトリア

ボランティアの中間報告会のためにJICA南アフリカ事務所のあるプレトリアに行ってきました。

プレトリアは赴任前の研修以来約4ヶ月ぶり。赴任時のプレトリアから任地への移動はJICAの車で送ってもらったが、今回は長距離バスでの移動となった。

ファラボーワを朝7時に出発、ひたすら西へ約470キロ走る。バスにはトイレは付いているが座席は普通の観光バスのように二人がけが二列。これに7時間揺られるのはさすがに堪える。途中で昼食のために休憩があったが、わずか20分程。レストエリアは日曜日のためか混んでおり、とても20分では済みそうもない。大抵の人はコンビニで軽食(というよりスナック類)を買ってすませていた。僕は最初からスナック持参だったので、トイレに行ったくらい。でも背を伸ばせたのは助かった。

プレトリアに着いたのは午後2時。すぐに電話でタクシーを呼んで宿舎へ。宿舎はTHE ROSEといって、赴任前研修でも1週間程泊まったJICA御用達のホテルだ。しかもその時と同じ部屋だった。ちょっと新鮮味がないが、少し懐かしい。

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翌日は、朝の9時から報告会があった。赴任して約一年のボランティアが対象なので、僕は聴くだけ。みなさん液晶プロジェクターとパワーポイントを使って15分間の持ち時間で、一年間の活動を報告する。短い時間だが、非常に分かり易く大変参考になった。

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この7月に南アフリカに来たばかりのボランティア(JV)も4名が報告会を見学した。彼らも大いに参考になっただろう。報告会の後は彼らの歓迎会も兼ねて、近くの中華料理屋で飲み会があった。懐かしい顔もあれば初めての人もいる。そこはボランティア同士すぐに打ち解けて、いろいろな話題に花が咲き、楽しい会となった。

三日目には任地へ移動。朝は10時半発と少しゆっくり目だが、もちろん7時間の移動時間に変わりはない。家に帰ったのは7時前。楽しかったが、やはり簡単に行き来できる距離ではない。

2015年7月9日木曜日

ブライデリバーキャニオン(Blyde River Canyon)国立公園

先週の水曜日から学校が冬休みに入った。先週はJV(青年海外協力隊員)が旅行の途中で立ち寄ってくれたり、JICAの健康管理員の方の任地訪問があったりした。それで今週は火曜日・水曜日と一泊の小旅行へ行ってきた。

一日目はスドワラ洞窟(Sudwala Caves)へ。スドワラ洞窟は200億年前にできたとされる世界で最も古い洞窟の一つらしい。見学はガイドツアーのみで単独で入ることはできない。約1時間のツアーはなかなか興味深かった。

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次の日はいよいよブライデリバーキャニオン(ブライデ川渓谷)へ。ブライデリバーキャニオンは世界三大渓谷の一つで、世界最大の「緑の渓谷」とも言われている。

まずは南側の入口にあるグラスコップで名物のパンケーキを食べて、R534へ。Pinnacle、God’s WIndows、Wonder Viewとビューポイントが次々と現れる。さらにR532に入ると、Lisbon Falls、Belin Fallsと滝が続き、圧巻はLowveld Viewpoint、Three Rofdavel Viewpointだ。

 

「Pinnacle Viewpoint」 Pinnacleとはゴシック建築の細長い塔のことで、まさしく字のごとくだ。

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「Lisbon Falls」もなかなか見応えがある。

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「Three Rondavel View Point」  Rondavelはアフリカ伝統の円錐形の小屋のことで、これも字のごとくRondavelが3つならんでいる。

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南アフリカへ来て泊まりがけの旅行は今回が始めてだった。このあたりはいろいろと行く所があって迷うくらいだ。2年間の任期でできるだけ色々なところへ行きたいものだ。