2019年11月17日日曜日

人の調理場?

Motlejoa caveに行ってきました。caveといっても岩の裂け目のようなもので、中に入ることはできません。レソト人はその昔食人の習慣があったそうで、ここで人間を切ったり、焼いたりしたそうです。言わばキッチンですね。町の中心からは近いのですが、険しい山の中腹にあって、なぜこんなところで人間を調理したのか理由は分かりません。さすがにオープンな場所ははばかられたのかもしれません。あるいは宗教的な理由で秘密の場所で行う必要があったのか?
車を停めてから1キロ程でしたが、トレイルのようなものはなく、かなりタフでした。

 実はこの町、任地のマセルから車で二時間ほどなんですが、よく知っているレソト教育大学の学生の故郷です。案内したいから一度来てくれと招待されていたのですが、なんのかんので帰国直前のこの時期になったのです。それで同僚を誘って行ってきたのです。中腹からの景色は素晴らしく、これぞレソト!という感じでした。着いたのが少し遅かったので他にあまり沢山の場所は見られなかったですが、それでも楽しい時間を過ごせました。






2019年11月1日金曜日

タバテカ(Thaba-Theka)でのe-Learningの講習

月曜日からレソトのほぼ中心、タバテカ(Thaba-Theka)という町に滞在中です。ここにあるレソト教育大学のキャンパスでe-Learningの講習をするためです。スキルトランスファーの一環で、前回から現地の技術者が教えていて、私は補助だけです。彼自身前回に比べると格段の進歩です。なんとかなるでしょう。

全部で16人の参加者でしたが、ディレクター(キャンパスの責任者)も忙しい中、頻繁に顔を見せてくれて、盛況でした。火曜日から始まった講習は今日で終わり、明日の午後にはマセルに帰ります。

この小さな町はタバテカ県の県都なのですが、標高2200mくらい、美しい山並みに囲まれた、本当に小さな町です。本校から出張の職員は学校のゲストハウスに泊まるのですが、6つの簡素なベッドルームと共用のキッチン、バスルームがあるだけです。断水が多いので、シャワーもできない日もあります。正直言って、ここへの出張は少し気が重いです。それでも今回で最後と思うと懐かしくもあります。