2015年12月31日木曜日

来年の準備中

来年担当するかもしれない科目の準備をしている。かもしれないというのは、もちろん未定だからだ。この国では来年の事どころか来月の事でも鬼が笑う。しかし、可能性があるものは今から準備をしておかないと大変だ。科目の内容自体は難しくはない。でも英語で教える以上、準備はかなり大変だ。

コンピュータ・ネットワーク関連の科目なのだが、教科書の最初の方にデータ通信の基本的な概念であるOSI参照モデルが出てくる。十分な知識のない学生に技術的な概念は教えるのはなかなか難しい。要は階層化なのだが、階層化は仮想化と並んでコンピュータ科学の重要な概念だ。ここで唐突に出てくるかよ・・とも思うが、出てくる以上教えない訳にはいかない。本意ではないが、結局はたとえ話でお茶を濁すしかないだろうと思う。


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2015年12月30日水曜日

FMラジオで気になっていた曲 Lira Believer

自宅にいる時はいつもFMラジオを付けっぱなしにする。よく音楽が流れるのだが、アメリカやイギリスの曲が多い。その中で少し気になっている曲があったのだが、曲名や歌手(女性)がわからなかった。曲名は「I’m a believer」というフレーズが繰り返されるのでそんな名前かなとは思っていたが、わからない。
それでFacebookで聞いたところ南アフリカ人の男性が教えてくれた。思っていたとおり南アフリカ人の歌手でLira(リラ)というらしい。曲名は「Bliever」なかなかパワフルな歌い方で、南アフリカではかなり有名な歌手だそうだ。ちょっとアルバムでも買ってみようかと思っている。

Lira singer

2015年12月24日木曜日

南アフリカのクリスマス

もうすぐクリスマス。南アフリカは人口の80%がキリスト教徒のキリスト教国だ。さぞや賑やかにクリスマスを祝うのかと思いきや、そうでもないようだ。

地元のショッピングモールには写真のように一応クリスマスツリーが飾られている。店の中にもクリスマス・グッズが売られているが、アメリカのように埋め尽くされているという感じではない。知り合い(黒人)に聞くと、クリスマスツリーを飾ったり、プレゼントをする習慣があるのは白人だけで、黒人はほとんどしないらしい。クリスマスの日に家族で集まってご馳走を食べるくらいだそうだ。

アメリカでは親子、職場の友人、親戚などなどあらゆる知人とプレゼントの交換をするし、12月に入るとリビングルームの暖炉の近くに大きなクリスマスツリーを据え付けて、知人・親戚から送られてくるクリスマスカードを壁に飾り、プレゼントをツリーの下に置く。クリスマスになるとそのプレゼントを開けるのを楽しみにしているのだ。

南アフリカでもそんなクリスマス風景を想像していただけに、少し拍子抜けした。

先日、家主(白人)の家に用があって行ったが、クリスマスツリー等の飾り付けもクリスマスカードもなく、普段と何も変わっていなかった。考えてみると郵便システムも不完全なのでクリスマスカードを送る習慣もないのかもしれない。


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2015年12月21日月曜日

トリビア(大使館・領事館ではなくて高等弁務官事務所な訳)

南アフリカから周辺国へ行くときは普通はビザが不要なのだが、モザンビークだけはビザが必要だ。隣接するムプマランガ州の首都ネルスクリプト(Nelspruit)にモザンビークの高等弁務官事務所(High Commissioner office)というのがあってビザを発給するらしい。

なんじゃそれ?どう考えても領事館じゃないの?調べてみるとイギリス連邦加盟国間では外交使節を大使館とか領事館とか言わずに高等弁務官事務所と言うらしい。大使館とかは外国の国家元首の代行機関なのだが、イギリス連邦加盟国の国家元首は原則共通(イギリス国王)なので、そう言うとか。もちろん例外もあり、南アフリカもモザンビークもイギリス連邦加盟国だが、国家元首はそれぞれの大統領だ。でも、慣習としてそうなっているそうだ。

イギリス連邦加盟国

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制限速度120キロの普通道

南アフリカの郊外の道路は制限速度120キロが普通です。写真のように中央分離帯なしの対面道路です。慣れるまで結構怖かったです。

この速度で正面衝突すればもちろんシートベルトもエアバッグもへったくれもなくペッチャンコの即死です。対向車の無理な追い越しで、こちらが急減速するときなど相当ドキッとします。

町中は制限速度は60キロですが、120キロの直後だと止まっているような感覚です。

ちなみに南アフリカではオートマチックミッションはほとんど普及しておらず90%以上がマニュアルミッションです。日本ではマニュアルミッションはトップ(5速)を使うことはほとんどなかったですが、こちらではトップが普通です。

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南アフリカ人は本を読まない!?

今日はドライブがてらリンポポ(Linpopo)州の州都ポロクワネ(Polokwane)まで行ってきました。7時に家を出て、約2時間半、リンポポ州最大のショッピングモール、Mall Of The North です。特にこれと言って買いたいものはなかったのですが、まあ気分転換ですね。アウトドア用品店やら電気用品店などブラブラと見て回りました。ちなみに写真はリンポポ州最大の書店です。

えっ、これが?そうリンポポ州最大の書店です。決して小さいとは言いませんが、この程度の書店なら日本ならそこら中にありますよね。450万人の人口を抱えるリンポポ州としては寂しい限りです。

そう、南アフリカの人はほとんど本を読まないのです。任地の Phalaborwa は周辺も含めると約15万人が住んでいますが、書店は1軒もありません。正確に言うと小さな文房具店の中に書籍コーナーがあるのですが、書棚がいくつかあるだけ。それも雑誌が中心で「本」と言えるものはほとんどありません。

勤務している職業訓練校、と言っても一応 College で3年制です。日本で言うと短大とか専門学校に相当します。なのにその講師のオフィスには教科書以外の専門書が1冊もありません。最初にこれを知った時はちょっとした衝撃でした。もちろん校内で講師にしろ学生にしろ本を読んでいるのを見たことはたった一度もありません。なかなか厳しい物があります。

2時間程ブラブラして、ファストフード店でフィッシュアンドチップスをテイクアウト。帰りの丘陵地帯で景色を見ながらランチと食べ、3時過ぎに帰宅しました。

 

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2015年12月16日水曜日

Phalaborwaの蟻塚

普段はジョギングをしていますが、たまに気が向くとウォーキング、と言うより散歩をします。地図を片手に1時間ほどかけて市内を歩き回るのです。住宅以外にも随所に公園やら空き地、林などがあります。ジョギングと違って色々と発見があります。写真は蟻塚です。町の周辺の道路脇では良く見かけます。町中で、しかもこんなに大きいのを見たのは初めてです。自宅から歩いてほんの10分のところにある公園で見つけました。これも散歩ならではの発見です。1メートル近くあると思います。結構固くて蹴っても全然崩れません。長い年月を掛けて唾液で土を捏ねて作るそうです。大きな物だと数百万匹の蟻がすんでいるとか。

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2015年12月14日月曜日

真夏の冷たい雨

先週はあれだけ暑かったのに、今日は未明か冷たい雨が降って肌寒いくらいです。もちろん今は正真正銘真夏です。

このダイナミックさはまさしく大陸性気候だなぁ。

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2015年12月13日日曜日

真夏の停電

途上国の特徴は停電が多いことです。南アフリカの場合は周辺国や他のアフリカ諸国に比べると随分と少ないようです。もちろん比較の問題で、先進国と比べるとかなり多いです。
今日は朝からどんどん気温が上がり、猛暑と言っていいでしょう。できるだけエアコンは付けないようにしているのですが、我慢できずに昼食後にオンしました。なんとなく不吉な予感はしたのですが、案の定二時前に停電。エアコンはもちろん扇風機も使えません。冷蔵庫も心配なので、冷凍室の保冷剤をハンカチに包んで冷蔵庫へ移しました。窓を開けたいところですが、開けると入ってくるのは熱風で、ますます暑くなるばかり。
しかたがないので、自動車の中に避難してエンジンをかけてエアコンをオン。半分ヤケでビールを飲みながらKindleで読書をしました。停電は2時間半程で復旧しました。

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初トンカツはまずまず

今日のおかずはトンカツに挑戦しました。

問題はパン粉でした。パン粉は英語で breadcrumb というらしいのですが、スーパーで見つけたそれは文字通り完全な粉(パウダー)でした。これではカツ独特の食感は出せません。それで、食パンをトースターで焼いたものを包丁で刻んでパン粉を作りました。かなり粗いですが breadcrumb よりはずっと良さそうです。これを普通に小麦粉をかけ、溶き卵に浸した後でパン粉をまぶし、揚げました。今後レシピの改善は必要でしょうが、初めてにしてはまずまずの味でした。これからも時々作ると思います。近々カツ丼にも挑戦したいです。

 

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2015年12月11日金曜日

長く暑い夏休みが始まります。

今日で学校も終わり、来週から1ヶ月の長く暑い夏休みが始まります。特に休み中どこかへ行くといった計画はありません。でも、気ままな一人暮らしです。ふと思い立ってドライブをしたりハイキングをするかもしれません。普段はどちらかと言うときちんと計画を立てて行動するのが好きなのですが、長い休みは別です。その時その時思いついたように行動するのです。もちろん無為に過ごす訳にもいかないので、読みたい本とかのリストは作ってあります。

もっとも昼前から日没にかけて猛烈に暑くて何もする気になりません。ジョギングも夏休み中は早朝にするつもりです。

真夏のクリスマスや正月はもちろん初めてだし、一人で過ごすのも久しぶりです。きっとゆっくりとした時間を楽しむことができるでしょう。

今日は殆どの講師が朝出勤して出勤簿を付けるとすぐに帰宅しました。僕もそれに習いました。


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2015年12月5日土曜日

プレトリア出張、最終報告会、ライオンパーク、天皇誕生日レセプション

今週は月曜日から金曜日までプレトリア出張でした。

いつもは長距離バスで7時間かけて行くのですが、今回は自動車で行きました。朝7時半に出発してホテルに到着したのは2時くらい。久しぶりの長距離ドライブでした。

初日(12月1日)は2年間の任期を終えて帰国する隊員(JV)の最終報告会でした。大変優秀な隊員で勤務先で多くの貢献をしたようです。帰国後も2年間の経験をこれからの生活に役立ててもらいたいものです。

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二日目は、ヨハネスブルクの日本人学校との交流会でした。日本人学校は全校生徒(小1〜中3)で二十数名の小所帯です。12名ほどの隊員が参加しましたが、僕は未参加だったので一日フリーでした。それでヨハネスブルク近郊にある「ライオンパーク」に行ってきました。

ライオンパークはその名の通り、数十頭のライオンが放し飼いにされており、その中を車で移動し見学することができます。珍しい白ライオンもいます。もちろん車の窓を空けるのは厳禁です。今年の夏くらいに窓を開けて見物していたアメリカ人女性がライオンに噛み殺された事件がありました。でも、ゲートで窓を絶対に開けないようにという注意をされただけでした。

クルーガー公園でもライオンは見たことがありますが、専門の施設だけ合って本当に間近に見ることができて良かったです。

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最終日は在南アフリカ日本大使館主催の天皇誕生日を祝うレセプションに参加しました。通常はJICAのボランティアが招待される事はないのですが、現在の日本大使はJICAのボランティア活動を非常に評価していて、JICA南アフリカ事務所の所長、副所長以外に全ボランティア18人を招待して頂きました。もちろん非常に光栄な事です。

場所は大使館の庭で、立食パーティーでした。南アフリカの大臣や高官、在プレトリアの各国の外交官や武官など多くが参加するという場違感満載?の中、日本人招待者何人かと歓談しました。食事は日本食が多く出され、特にケープタウン直送のマグロの刺し身が絶品で大変美味しく頂きました。

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