2020年3月29日日曜日

レソトが封鎖(ロックダウン)されます

レソト政府は、3月29日深夜(30日)から3週間レソト全土をロックダウンすると発表しました。
現時点でコロナウイルスの感染者は出ていない(正確には発見されていない)ようですが、医療システムが脆弱なため、感染が広がればまったく対処できないでしょう。また、HIV(エイズ)の感染率が高く、免疫力が低下している人が多いため、多くの犠牲者が出ることは避けられないでしょう。


【ロックダウンの概要】
(1)すべての人々は,2020年3月29日深夜(30日)から同年4月21日(予定)の期間,日常生活が制限され自宅待機となる。
(2)以下の必要不可欠なサービスを提供する人々に限り業務の継続が認められる。
・医療,治安維持,銀行,スーパーマーケット,食料品店,必要不可欠なサービスを提供する公務員,水供給,エネルギー,ガソリンスタンド,農業・牧畜
(3)すべての市民は自宅待機を命じられ,食料・燃料の調達,医療サービスを受ける場合にのみ外出が許可される。
(4)葬式を除いて,すべての会議,集会は禁止される。葬式の場合も50名を超えてはいけない。
(5)警察・軍隊はすべての人々の行動を監視することを命じられる。
(6)すべてのエンターテイメントおよびスポーツ活動は即座に中止されるべきである。
(7)レソト国民,外交官,国際機関職員を含むすべての人々は,国外への不必要な旅行を中止すべきである。
(8)旅行やその他の理由のためレソト国外にいるすべての人々は,医療,食料,必要雑貨等に係る必要不可欠なサービスを提供する人々を除いて,現在滞在している国に留まらなければならない。
(9)本パンデミックに係るフェイクニュースの流布に関与したジャーナリスト或いはジャーナリスト以外の人々は,法執行機関により罰せられる。


2020年3月20日金曜日

故郷の川

地元に那賀川という大きな川があります。その河口付近の写真を撮ってみました。子供の時の思い出とまったく変わらない風景です。時は流れても景色は変わりません。



2020年3月14日土曜日

JICAボランティア2019年3次隊派遣の延期

新型コロナウイルスの拡散に伴い、JICAボランティア2019年3次隊の派遣が延期されました。当初は2020年3月末から随時任国に出発する予定だったのですが、5月中旬以降になったようです。あくまで「以降=早くて」です。日本で感染が収束したとしても、受入国側、医療体制が脆弱な途上国、で感染拡大の可能性があれば派遣はできません。5月中旬以降も派遣できずに大幅に遅れる可能性も否定できません。かと言ってボランティアの大半は退職参加、ボランティアに参加するために仕事を辞めているので中止はできません。明後日(3月16日)で70日間の訓練を終える皆さんの心中を思うと心が痛みます。


派遣だけでなく、今は今年の冬(2020年2次隊)〜来年の春(2020年3次隊)に派遣予定のボランティアの募集期間でもあります。しかし、募集説明会は全て中止されているので、応募が大幅に減少するのは間違いないでしょう。

JICAボランティア活動への影響は計り知れません。


追加#1 (2020年3月17日)
現在募集中の「2020年春募集」について、大量の案件の募集がなくなっています。30件以上あった「コンピュータ技術」もゼロになっています。事実上の募集中止と言って良いと思います。日本から入国できない国も増えている現状ではしかたがないでしょうね。募集を継続している案件についてはよほど緊急性が高いのかもしれません。

追加#2 (2020年3月18日)
JICAは現在活動中の全世界のボランティアに対して帰国命令を出したそうです。全世界で活動中のボランティアは約1700人、70ヵ国に及びます。2年の任期で残りが短い人は事実上の任期短縮になるでしょう。そうでない人は再赴任になるのでしょうか?荷物はどうするのでしょうか?現在赴任中の知人の話だと、まだ特別な指示は出ていないそうです。仕方がないとは言え、仕事の途中で帰国を余儀なくされ、しかも次の予定がまったく立たない状態では大変でしょうね

追加#3 (2020年3月20日)
上記の知人は明日(3月21日)発ドバイ経由で帰国するそうです。荷物は本人がいなくても処分できるように整理しておくように指示されたそうです。殆どのボランティアはスーツケース3個程で来ているので、帰りも同じくらいなので全部持って帰えれるでしょうが。