2009年1月31日土曜日

すっと寝てぱっと起きる方法

このブログでも何回か言ったが、僕は朝型だ。夜は10時30分ころには寝て、朝は4時30分に起きる。それを聞くと大抵の人はびっくりする。「よくそんなに早く眠れますね」「どうやったらそんなに早く起きられるんですか」

基本的には習慣だから、どうってことはない。途中で若干の中断はあったものの10年以上続けている。もっとも起きる時間は5時だったり、5時30分だったりといろいろだ。4時30分になったのはここ3年ほどだろうか。

夜はNHKのスポーツニュースが始まると(9時50分くらい)歯を磨いてベッドで横になる。10時から適当にテレビをつけて見ていると大抵はくだらない番組だからすぐに眠くなる。そこで素早くテレビと電灯を消して目をつぶると眠れる。時々おもしろい番組もあるが、10時30分を過ぎて最初のコマーシャルで消してしまう。普段は10分から15分くらいで眠れる。

眠るコツはアルコールは少量にする、風呂はぬるめにするといったところだろうか。その他に風呂の後で柔軟体操をするようになったら寝つきが良くなったようにな気がする。適度にくだらないテレビ番組がない場合は本を読んでも良い。もっとも面白いと眠れなくなるので小説の類は向かない。「THE OXFORD Picture Dictionary」というネイティブの子供向けの事典などお勧めだ。いろんな絵が描いてあってそれを英語で何と言うか書いてある、いわゆる英絵事典だ。普段あまり使わない、意外と知らない単語がたくさんあってためになる。しかし事典は事典なので面白くて引き込まれる様なものでもない。一瞬でも眠いとか面白くないと思ったらすぐに電灯を消す。

朝は家内が同じ部屋で寝ているので、普通の目覚まし時計は使えない。以前使っていた携帯電話のアラームをバイレーションモードにして枕の下に置いてある。これは結構強力ですぐに目が覚める。冬はさすがにベッドでグズグズしたいことがある。起きて最初の15分は趣味の本や雑誌を読むとか、Blogをチェックするとか、楽しいことをしても良いことにしておくと誘惑に勝ちやすいようだ。起きるとすぐにシャワーを浴びる。浴槽にお湯を張ったままなのでバスルームは冬でもかすかに暖かい。それから6時15分まで書斎で本を読んだり書き物をしたりする。

小さな借家なのだが、僕用に書斎を確保してある。ウイークデイの早朝と週末の午前中はほとんど書斎で過ごす。非常に貴重な時間だ。書斎がない人も多いだろうが、書斎と言ってもほとんどノートパソコンがあれば足りる。以前3LDKの賃貸マンションでいたときはノートパソコンを持ってあちこち移動していた。子供がリビングにいるときは「部屋借りるよ」と子供の部屋で書き物をしたり本を読んだりしていた。なければないで何とかなるものだ。もちろんあれば生産性は上がるのだが。



2009年1月23日金曜日

僕のメタボ対策

昨年の未に健康診断を受けた。身体測定以外にレントゲン、血液検査、尿検査、心電図などの基本的なものだが、幸いにもまったく異常なし。年齢的に気になるメタボもまったく兆候がないそうで、ひとまず安心。

元々肉類や脂っこいものが好きな方なので体重の管理には少し気を使う。かと言ってひたすら食べたいものを我慢するダイエットもスマートじゃない。やはり大切なのは日ごろの体質改善だ。

僕がこの2年ほどやっているのは非常にシンプルな方法で「毎日体重を計る」だ。ただし計るだけでなく、必ずエクセルに記録する。毎日の体重の変化だけでなく、1週間や1ヵ月の移動平均を計算するようにしてある。体重はちょっとした事で毎日かなり変動するが、移動平均で把握するようにすれば昨日や今日の体重に一喜一憂することはない。

記録するだけで特に何もしていないが、やはり潜在意識に働きかけるのだろう、2年間で5キロほど痩せた。たかが5キロ、されど5キロだ。

在米中は近くに「24 Hour Fitness」というジム(名前の通り24時間営業だった)があって、一時ほとんど毎日のように通っていたのだが、2年ほどで行かなくなったしまった。それなりに楽しかったが、やはり義務感から行っているところがあったのだと思う。ダイエットしようとか、筋力をつけようとかの義務感が先立つと、仕事で1-2週間空くと行きにくくなってしまう。周りにもそういった人は結構多かった。僕たちおっさん族に一番大切なのは効率よりあくまで楽しむことだ。

体重を計るのも体重の変化を楽しむくらいの気持ちでよい。「昨日は少し食べ過ぎたので1.2キロ増えているだろう」と思ってピタッとあたるようになると楽しくなったりするものだ。ダイエットという気持ちが先立つと嫌になる(なかなか減らないので見たくなくなる?)。


2009年1月18日日曜日

夫婦で飲みに行っていますか?

月に1回くらいのペースで家内と二人で飲みに行く。馴染みの焼肉屋があってたいていはそこに行く。個室にわかれているし、強力な換気扇がついているので煙草が気にならないのが良い。もちろん美味しいし、値段もまあリーズナブルだ。小さな店ですぐに席がいっぱいになるので必ず予約する。もう通いだして6年くらいになる。

二人きりなので気楽にうだうだと話をする。子供の教育の話とか、仕事のこととか、将来のことなどだ。毎回毎回よく同じような話をできるものだとも思うが、話の内容そのものよりも気楽さを楽しみに行っている。夫婦で飲みに行ってなにが楽しいのか、何を話しすることがあるのかという人もいる。周りを見渡すと、行く人はわりと行くようだが、行かない人はまったく行かないとシャープに分かれるようだ。

夫婦は阿吽の呼吸だと言う。結婚して長いのでお互い何を考えているかくらい話をしなくてもわかる。それはそうだと思うが、やはり二人きりで直接話をすることは大切だと思う。

最近は将来のことを話すことが多い。このままだと子供はどうせ東京で就職して暮らすだろう。僕と家内は地方出身で同郷だ。今のところ故郷へ帰る気はないが、一生東京で住む気もない。もう一度カリフォルニアに行くのもありだがどうだろうか。リタイヤ後はしばらくアジアあたりのリゾートで住むのも良い・・・。などと結構話題は尽きない。

家内は「うちは熟年離婚はないから心配しないで」と言っているので、まあ信じておこう。

2009年1月14日水曜日

アメリカ人は風邪をひいても風呂へ入る

今日は風邪を引いたので会社を休んでいる。日曜日の夜くらいから体調が悪くなり、月曜日は一日休養していたのだが、昨日少し無理をして出勤したのが悪かった。途中で我慢できなくなり早退して病院へ行って薬をもらってきた。なんとか明日には出勤できればいいのだが。

日本では風邪をひけば風呂に入らないが、アメリカではそんな習慣はない。風邪を引いていても平気で風呂へ入る。これは一つには暖房方式の違いだと思われる。日本では部屋ごとに個別に暖房装置がある。そのため家の中でも寒暖の差がかなり大きい。これが風邪を悪化させる。それに対してアメリカでは強力な暖房装置が一つ設置してあり(普通はガレージ)、各部屋にダクトで暖気を送る仕組みだ。つまり、暖房のスイッチを入れれば家中が同様に暖かくなる。廊下もトイレも人が居る部屋も居ない部屋も同じ室温になる。寒暖の差がないので風呂に入っても悪化する心配はない。もう一つは、アメリカは風呂といってもシャワーだし、バスタブを使ってもぬるま湯なので、日本式の熱い風呂のように体力を消耗することはない。

暖房は大抵はガスなのだが、アメリカではガス代が非常に安く、冬は一晩中暖房を付けっぱなしにするのが普通だった。僕が在米中でもそうだった。これは極めて便利で快適だ。しかし昨今のエネルギーコストの高騰でアメリカでも個別暖房が注目されているそうだ。しかし、長い間の習慣はそう簡単には改まらないだろう。

2009年1月11日日曜日

アメリカ人にとって軍とは

ヨドバシカメラのついでにTSUTAYAに寄ると『In the Valley of Elah』が新作で出ていたので借りた。イラク戦争から帰還直後に惨殺された兵士の父親役のトミー・リー・ジョーンズが渋い。内容もなかなか考えさせられた。

アメリカという国は学歴社会なので、社会的に成功し、経済的に豊かになるためには大学を出る必要がある。しかし、多くのアメリカ人は子供の扶養の義務は高校を卒業するまでと考えていて、高校を卒業すると一切干渉しない代わりに経済的な補助はしない親が多い。働きながら自分で学費を稼いだり、一旦社会へ出て学費を稼いでから大学へ入学する人が多いのはこのためだ。

その中で軍は重要な選択肢だ。入隊すると無料で各種の専門訓練が受けられる。軍籍のまま大学へ入れば卒業までの学費や生活費は全て軍が負担してくれる。その代わり卒業後に在学期間の2倍を軍で働く必要はあるが。特に大きな産業のない地方にとって軍は重要な就職先なのだ。また、本職があっても収入の足しにするために州兵に志願する人も多い。年に数週間の訓練に参加するだけで少なからぬ手当てがつくからだ。

もちろん戦争が起こって戦地への派遣命令があれば拒否できない。イラク戦争で戦っている兵士のほとんどはそんな若者たちなのだ。

派遣命令の拒否は重大な犯罪行為だ。といっても死刑になるわけではない。普通はせいぜい数年の懲役刑の後に不名誉除隊になる。不名誉除隊とは民間企業で言う懲戒免職のことだ。日本人にはピンとこないが、軍を不名誉除隊になるということはアメリカ人にとって国家の裏切り者とほとんど同義だ。この経歴が公になれば就職もできないし、近所からも村八分にされる。州によっては公民権の停止や求職時の履歴書に記載を義務付けているところさえある。一生日陰者としての生活が待っているのだ。

北朝鮮に拉致された日本人、曽我ひとみさんと結婚した元アメリカ兵ジェンキンス氏も敵前逃亡で不名誉除隊になった一人だ。母親の見舞いに帰国した時、僕はちょうど旅行でアメリカにいた。テレビのニュースで取り上げられていたが好意的・同情的は報道はなかった。あくまで国家の裏切り者なのだ。北朝鮮から解放された時、慣れない日本で生活するより曽我ひとみさんとアメリカで生活したらなどと言っている馬鹿な評論家もいたが、例え帰りたくても帰れないにちがいない。

2009年1月10日土曜日

I LOVE HAMBURGER!

近所のマクドナルドでクォーター・パウンダーなるハンバーガーを食べた。わりと美味しかった。最近の日本のハンバーガーは日本人好みに味を変えてあるのが多いが、これは久しぶりに本場の味に近い。

ハンバーガーはなんといってもアメリカ人の国民食だ。マクドナルドやバーガーキング以外にもたくさんのハンバーガーチェーンがあって競い合っている。僕がよく行ったのはCarl's Jr.(カールズ・ジュニア)という店で、特徴はとにかくでかい(写真)。標準サイズでもビッグマックの2倍はある。いったいどのくらいカロリーがあるのだろうか。おそらく一個で成人男子の一日の必要摂取カロリーを超えるくらいあるに違いない。アメリカ人はそれにてんこ盛りのフレンチフライ(日本式にフライドポテトと言っても通じない)をもりもり食べる。太るわけだ。

ちなみにアメリカではハンバーグが入っていないとハンバーガーとは言わない。バンズ(円形のパン)ではさんであってもチキンやポーク、牛肉でもハンバーグ以外ならサンドウィッチだ。「チキンハンバーガー」などというものは「鶏肉の豚カツ」というのと同じで、論理的にありえない。

2009年1月9日金曜日

甘えるな!派遣切り=未熟練労働者切りだ

テレビも新聞も連日トップニュースは派遣切りだ。これには二つの問題がある。

第一はもちろん経営側・会社側の問題だ。非正規労働者とて道具ではない。雇用を維持するために、それこそ身を切り、血がにじむような努力をした会社がどれだけあるのか。売り上げが落ちたからと言って、在庫を減らすような安易な考えで労働者を解雇することは絶対に容認するべきでない。ましてや契約途中での打ち切りなど論外だ。断固たる法的手段に訴えるべきだし、そのための法的制度を整えるべきだろう。どこかのNPOが派遣切り、内定取り消しした社名を公開するようなウェブサイトを立ち上げてはどうだろうか。

一方非正規労働者側にも問題がある。はっきり言って今問題になっている製造業などの非正規労働者は経験や技能が未熟なわりに給料がよい。ある程度残業をすれば未熟練労働者でも30万~40万円の収入を得られる。それは解雇され易さの対価だ。非正規労働者はよく「正社員と違って研修などが受けられない」とか主張する。「甘えるなよ」と言いたい。

会社の研修だけでスキルが身につくほど甘いものではない。自分の将来のために身銭を切って、有給を取って、各種研修に参加している正規労働者はいくらでもいる。疲れた体を引きずって会社の帰りに専門学校へ行ったり、眠さに目を擦りながら就寝前に専門書を読んでいるのだ。

IT業界も派遣労働者、契約社員、フリーなど非正規労働者が支えている業界だが、多くの技術者はあらゆる機会を使ってスキルアップをしている。僕とて毎年自腹でアメリカまで行ってIT関係のカンファレンスに参加している。これも全てスキルアップのためだ。常に自助努力でスキルアップしていないと、落ちていく厳しい業界なのだ。

安易に解雇されないのは労働者の基本的な権利だし、経営側を擁護する気はない。しかし自助努力をしない労働者に安定した豊かな生活が送れるはずもない。

2009年1月3日土曜日

新年明けましておめでとうございます

と言うことで、2009年になった。今年は3年ぶりに高尾山へ初詣に行った。とりあえず京王電車で高尾山口へ。普通はケーブルカーかリフトで登るのだが、それでは芸がないので、3つある登山道のうち、一番南回りの稲荷山路 で頂上を目指す。といっても1時間30分ほどで着いた。富士山の景色を楽しんだ後で薬王院で初詣をした。

「今年も家族皆が健康でありますように」一家の主の願いは結局これしかない。

帰りは登山客のほとんどが通る一号路 から、途中で分かれて高尾山口駅をスキップして高尾駅に着き、駅前のマックで昼食、自宅へ向かった。

久しぶりの高尾山は本当に緑が深く、美しい。山頂の富士山も絶景だ。ミシュラン・トラベルガイドで三ツ星を取っただけのことはある。今年は初詣だけでなく、折に触れて訪れたいものだ。

さて、イーモバイルのスマートフォンを持参した。GPS内蔵なのでGoogleマップと組み合わせるといざと言うときに安心なのだが、さすがに山奥だとアンテナが立たない所がある。新規参入なので仕方がないが、今後がんばってほしいものだ。

スマートフォンを使い出して一ヶ月だが、あきらかに便利だ。ソフトバンクの孫さんが、中国出張にiPhoneを持って行った時に一度もPCを使わなかったそうだが、少し大げさだと思っていた。でも実際使ってみるとかなり実感できる。少なくとも2-3日程度の旅行ならノートPCがなくても何とかなるかもしれない。今まで携帯のスケジューラは使ったことがなかったが、スマートフォンならGoogleカレンダーと同期できる(フリーソフトを使う)ので、これも非常によい。今年はネットブック+スマートフォン+Google Appsの組み合わせでいろいろチャレンジしようと思う。