2015年12月31日木曜日

来年の準備中

来年担当するかもしれない科目の準備をしている。かもしれないというのは、もちろん未定だからだ。この国では来年の事どころか来月の事でも鬼が笑う。しかし、可能性があるものは今から準備をしておかないと大変だ。科目の内容自体は難しくはない。でも英語で教える以上、準備はかなり大変だ。

コンピュータ・ネットワーク関連の科目なのだが、教科書の最初の方にデータ通信の基本的な概念であるOSI参照モデルが出てくる。十分な知識のない学生に技術的な概念は教えるのはなかなか難しい。要は階層化なのだが、階層化は仮想化と並んでコンピュータ科学の重要な概念だ。ここで唐突に出てくるかよ・・とも思うが、出てくる以上教えない訳にはいかない。本意ではないが、結局はたとえ話でお茶を濁すしかないだろうと思う。


Osimodel

2015年12月30日水曜日

FMラジオで気になっていた曲 Lira Believer

自宅にいる時はいつもFMラジオを付けっぱなしにする。よく音楽が流れるのだが、アメリカやイギリスの曲が多い。その中で少し気になっている曲があったのだが、曲名や歌手(女性)がわからなかった。曲名は「I’m a believer」というフレーズが繰り返されるのでそんな名前かなとは思っていたが、わからない。
それでFacebookで聞いたところ南アフリカ人の男性が教えてくれた。思っていたとおり南アフリカ人の歌手でLira(リラ)というらしい。曲名は「Bliever」なかなかパワフルな歌い方で、南アフリカではかなり有名な歌手だそうだ。ちょっとアルバムでも買ってみようかと思っている。

Lira singer

2015年12月24日木曜日

南アフリカのクリスマス

もうすぐクリスマス。南アフリカは人口の80%がキリスト教徒のキリスト教国だ。さぞや賑やかにクリスマスを祝うのかと思いきや、そうでもないようだ。

地元のショッピングモールには写真のように一応クリスマスツリーが飾られている。店の中にもクリスマス・グッズが売られているが、アメリカのように埋め尽くされているという感じではない。知り合い(黒人)に聞くと、クリスマスツリーを飾ったり、プレゼントをする習慣があるのは白人だけで、黒人はほとんどしないらしい。クリスマスの日に家族で集まってご馳走を食べるくらいだそうだ。

アメリカでは親子、職場の友人、親戚などなどあらゆる知人とプレゼントの交換をするし、12月に入るとリビングルームの暖炉の近くに大きなクリスマスツリーを据え付けて、知人・親戚から送られてくるクリスマスカードを壁に飾り、プレゼントをツリーの下に置く。クリスマスになるとそのプレゼントを開けるのを楽しみにしているのだ。

南アフリカでもそんなクリスマス風景を想像していただけに、少し拍子抜けした。

先日、家主(白人)の家に用があって行ったが、クリスマスツリー等の飾り付けもクリスマスカードもなく、普段と何も変わっていなかった。考えてみると郵便システムも不完全なのでクリスマスカードを送る習慣もないのかもしれない。


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2015年12月21日月曜日

トリビア(大使館・領事館ではなくて高等弁務官事務所な訳)

南アフリカから周辺国へ行くときは普通はビザが不要なのだが、モザンビークだけはビザが必要だ。隣接するムプマランガ州の首都ネルスクリプト(Nelspruit)にモザンビークの高等弁務官事務所(High Commissioner office)というのがあってビザを発給するらしい。

なんじゃそれ?どう考えても領事館じゃないの?調べてみるとイギリス連邦加盟国間では外交使節を大使館とか領事館とか言わずに高等弁務官事務所と言うらしい。大使館とかは外国の国家元首の代行機関なのだが、イギリス連邦加盟国の国家元首は原則共通(イギリス国王)なので、そう言うとか。もちろん例外もあり、南アフリカもモザンビークもイギリス連邦加盟国だが、国家元首はそれぞれの大統領だ。でも、慣習としてそうなっているそうだ。

イギリス連邦加盟国

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制限速度120キロの普通道

南アフリカの郊外の道路は制限速度120キロが普通です。写真のように中央分離帯なしの対面道路です。慣れるまで結構怖かったです。

この速度で正面衝突すればもちろんシートベルトもエアバッグもへったくれもなくペッチャンコの即死です。対向車の無理な追い越しで、こちらが急減速するときなど相当ドキッとします。

町中は制限速度は60キロですが、120キロの直後だと止まっているような感覚です。

ちなみに南アフリカではオートマチックミッションはほとんど普及しておらず90%以上がマニュアルミッションです。日本ではマニュアルミッションはトップ(5速)を使うことはほとんどなかったですが、こちらではトップが普通です。

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南アフリカ人は本を読まない!?

今日はドライブがてらリンポポ(Linpopo)州の州都ポロクワネ(Polokwane)まで行ってきました。7時に家を出て、約2時間半、リンポポ州最大のショッピングモール、Mall Of The North です。特にこれと言って買いたいものはなかったのですが、まあ気分転換ですね。アウトドア用品店やら電気用品店などブラブラと見て回りました。ちなみに写真はリンポポ州最大の書店です。

えっ、これが?そうリンポポ州最大の書店です。決して小さいとは言いませんが、この程度の書店なら日本ならそこら中にありますよね。450万人の人口を抱えるリンポポ州としては寂しい限りです。

そう、南アフリカの人はほとんど本を読まないのです。任地の Phalaborwa は周辺も含めると約15万人が住んでいますが、書店は1軒もありません。正確に言うと小さな文房具店の中に書籍コーナーがあるのですが、書棚がいくつかあるだけ。それも雑誌が中心で「本」と言えるものはほとんどありません。

勤務している職業訓練校、と言っても一応 College で3年制です。日本で言うと短大とか専門学校に相当します。なのにその講師のオフィスには教科書以外の専門書が1冊もありません。最初にこれを知った時はちょっとした衝撃でした。もちろん校内で講師にしろ学生にしろ本を読んでいるのを見たことはたった一度もありません。なかなか厳しい物があります。

2時間程ブラブラして、ファストフード店でフィッシュアンドチップスをテイクアウト。帰りの丘陵地帯で景色を見ながらランチと食べ、3時過ぎに帰宅しました。

 

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2015年12月16日水曜日

Phalaborwaの蟻塚

普段はジョギングをしていますが、たまに気が向くとウォーキング、と言うより散歩をします。地図を片手に1時間ほどかけて市内を歩き回るのです。住宅以外にも随所に公園やら空き地、林などがあります。ジョギングと違って色々と発見があります。写真は蟻塚です。町の周辺の道路脇では良く見かけます。町中で、しかもこんなに大きいのを見たのは初めてです。自宅から歩いてほんの10分のところにある公園で見つけました。これも散歩ならではの発見です。1メートル近くあると思います。結構固くて蹴っても全然崩れません。長い年月を掛けて唾液で土を捏ねて作るそうです。大きな物だと数百万匹の蟻がすんでいるとか。

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2015年12月14日月曜日

真夏の冷たい雨

先週はあれだけ暑かったのに、今日は未明か冷たい雨が降って肌寒いくらいです。もちろん今は正真正銘真夏です。

このダイナミックさはまさしく大陸性気候だなぁ。

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2015年12月13日日曜日

真夏の停電

途上国の特徴は停電が多いことです。南アフリカの場合は周辺国や他のアフリカ諸国に比べると随分と少ないようです。もちろん比較の問題で、先進国と比べるとかなり多いです。
今日は朝からどんどん気温が上がり、猛暑と言っていいでしょう。できるだけエアコンは付けないようにしているのですが、我慢できずに昼食後にオンしました。なんとなく不吉な予感はしたのですが、案の定二時前に停電。エアコンはもちろん扇風機も使えません。冷蔵庫も心配なので、冷凍室の保冷剤をハンカチに包んで冷蔵庫へ移しました。窓を開けたいところですが、開けると入ってくるのは熱風で、ますます暑くなるばかり。
しかたがないので、自動車の中に避難してエンジンをかけてエアコンをオン。半分ヤケでビールを飲みながらKindleで読書をしました。停電は2時間半程で復旧しました。

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初トンカツはまずまず

今日のおかずはトンカツに挑戦しました。

問題はパン粉でした。パン粉は英語で breadcrumb というらしいのですが、スーパーで見つけたそれは文字通り完全な粉(パウダー)でした。これではカツ独特の食感は出せません。それで、食パンをトースターで焼いたものを包丁で刻んでパン粉を作りました。かなり粗いですが breadcrumb よりはずっと良さそうです。これを普通に小麦粉をかけ、溶き卵に浸した後でパン粉をまぶし、揚げました。今後レシピの改善は必要でしょうが、初めてにしてはまずまずの味でした。これからも時々作ると思います。近々カツ丼にも挑戦したいです。

 

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2015年12月11日金曜日

長く暑い夏休みが始まります。

今日で学校も終わり、来週から1ヶ月の長く暑い夏休みが始まります。特に休み中どこかへ行くといった計画はありません。でも、気ままな一人暮らしです。ふと思い立ってドライブをしたりハイキングをするかもしれません。普段はどちらかと言うときちんと計画を立てて行動するのが好きなのですが、長い休みは別です。その時その時思いついたように行動するのです。もちろん無為に過ごす訳にもいかないので、読みたい本とかのリストは作ってあります。

もっとも昼前から日没にかけて猛烈に暑くて何もする気になりません。ジョギングも夏休み中は早朝にするつもりです。

真夏のクリスマスや正月はもちろん初めてだし、一人で過ごすのも久しぶりです。きっとゆっくりとした時間を楽しむことができるでしょう。

今日は殆どの講師が朝出勤して出勤簿を付けるとすぐに帰宅しました。僕もそれに習いました。


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2015年12月5日土曜日

プレトリア出張、最終報告会、ライオンパーク、天皇誕生日レセプション

今週は月曜日から金曜日までプレトリア出張でした。

いつもは長距離バスで7時間かけて行くのですが、今回は自動車で行きました。朝7時半に出発してホテルに到着したのは2時くらい。久しぶりの長距離ドライブでした。

初日(12月1日)は2年間の任期を終えて帰国する隊員(JV)の最終報告会でした。大変優秀な隊員で勤務先で多くの貢献をしたようです。帰国後も2年間の経験をこれからの生活に役立ててもらいたいものです。

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二日目は、ヨハネスブルクの日本人学校との交流会でした。日本人学校は全校生徒(小1〜中3)で二十数名の小所帯です。12名ほどの隊員が参加しましたが、僕は未参加だったので一日フリーでした。それでヨハネスブルク近郊にある「ライオンパーク」に行ってきました。

ライオンパークはその名の通り、数十頭のライオンが放し飼いにされており、その中を車で移動し見学することができます。珍しい白ライオンもいます。もちろん車の窓を空けるのは厳禁です。今年の夏くらいに窓を開けて見物していたアメリカ人女性がライオンに噛み殺された事件がありました。でも、ゲートで窓を絶対に開けないようにという注意をされただけでした。

クルーガー公園でもライオンは見たことがありますが、専門の施設だけ合って本当に間近に見ることができて良かったです。

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最終日は在南アフリカ日本大使館主催の天皇誕生日を祝うレセプションに参加しました。通常はJICAのボランティアが招待される事はないのですが、現在の日本大使はJICAのボランティア活動を非常に評価していて、JICA南アフリカ事務所の所長、副所長以外に全ボランティア18人を招待して頂きました。もちろん非常に光栄な事です。

場所は大使館の庭で、立食パーティーでした。南アフリカの大臣や高官、在プレトリアの各国の外交官や武官など多くが参加するという場違感満載?の中、日本人招待者何人かと歓談しました。食事は日本食が多く出され、特にケープタウン直送のマグロの刺し身が絶品で大変美味しく頂きました。

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2015年11月29日日曜日

英語がお上手ですね?!

フィリピンの事情は良くわからないが、南アフリカ人のように普段は現地語、必要な場合は英語で話しているのだろうか。英語圏に属していると言われているのでもちろん大抵の人は英語を流暢に離すに違いない。

3年くらい前に見知らぬフィリピン人の女性からFBのフレンドリクエストが来て了承した。以来数回簡単なチャットをしたことがある。一年ぶりくらいにメッセージが来て「どんな仕事をしているんですか?」というので、「かれこれこう言う事情で南アフリカのcollegeでコンピュータを教えている」と言うと「ああ、それでそんなに英語がお上手なんですね。納得です」。そんな訳ないだろう。

英語を褒められたのは生まれて初めてだったので嬉しいというより、変な気持ちだった。高校1年の二学期に生涯で唯一の「2」をもらって以来英語には強烈な劣等感を持っているのだ。今でも毎分数回は I'm sorryとpardonを繰り返す体たらくだ。

しばらく授業がなかったが、新学期に備えてそろそろ授業準備をしないといけない。仮想システムについてのスペシャルレクチャーもやりたいので、その分もやらないと・・。そう思うと気が重い今日このごろではある。

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2015年11月28日土曜日

10キロジョギング継続中!

毎日10キロ走るようになって1ヶ月経った。大分慣れてきたというものの、やっぱりちょっとキツイなぁ、特に暑い日は大変だ。普段は直前にコップ一杯水を飲む程度だが、あまり暑い日は水を入れたペットボトルを持って走る。ちょっと走りにくいが熱中症にでもなれば大変だし、疲労感が随分と違う。

200キロ以上走ったので計算上は1.3キロ脂肪が燃焼してその分痩せるはずだけど、0.5キロしか変わらなかったです。ダイエットが目的じゃないから構わないのだが。 smile emotico

写真は任地Phalaborwaの中心地。市街地の人口は15,000人程だが、周辺の人口を含めると6万人程になるのでちょっとしたショッピングモールもある。

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2015年11月15日日曜日

ユタ州での思い出(熱中症)

アフリカだから当たり前かもしれないが、暑い。

こう暑いと時々思い出すのが8年前のユタ州だ。アフリカも暑いがアメリカのユタ州の夏も暑い。華氏110度(摂氏43度)超えも普通だ。

当時の僕は普段はトレーニング代わりに奥多摩あたりをうろうろし、年一回アメリカにハイキングに行くのを習慣としていた。その年はユタ州南部にあるザイオン国立公園と周辺のいくつかの国立公園を訪れる計画だった。ソルトレークシティに到着してザイオン国立公園近くのモーテルで一泊し、早朝からザイオン山に向かった。この日のソルトレークシティの気温は予報では華氏115度(摂氏46度)。もちろん山間部ではそんなに上がらないが、熱線は平地以上に強烈だった。それでも快適にスタスタと登り、美しい景色を満喫し、下山したのだが、ここで致命的なミスを犯した。水筒の水を途中で切らしてしまったのだ。いつもは残りの水の量を常に確認しながら飲むのだが、あまりの暑さに思考力が低下したのかもしれない。

それでも何とか公園内の休息所に到着した。すぐに水を飲もうとしたが、水道のタップで子どもたちが水遊びをしていた。。ザイオン国立公園の中心部は狭い渓谷なので、自家用車での移動は禁止されている。公園の入り口に大きな駐車場があり、公園内の移動は巡回するシャトルバスを使う。子どもたちに頼んで水を飲ませてもらおうと思ったが、ちょうどシャトルバスが来たので飲まずに乗ってしまった。これが第二のミス。疲れた体でシャトルバスに乗っていてもうすぐ駐車場というところで、急に気分が悪くなり「おかしいな」と思った次の瞬間、長椅子に寝かされて冷たいタオルを額にあてている自分に気付いた。すぐに別の女性が冷水の入った水筒を口にあてがって飲ませてくれた。遠くからは救急車のサイレンが近づいていた。

時間にして10分か15分くらいだろうか。完全に記憶を失っていたのだ。公園のレンジャーが「英語はわかるか?」と聞かれ「大丈夫だ」と答えるといくつか質問をされた。「昨日長時間のフライトで来たばかりで疲れていた上に、途中で水を切らして・・」と説明をしているとストレッチャーを持った救急隊員が来た。レンジャーが「病院へ行くか?」と聞く。もちろんこんなところで入院などしていられない。「いや、もう大丈夫だ」と救急隊員には引き取ってもらった。

後にも先にも熱中症で、しかも意識を失ったのはこの時だけだ。それからはちょっとした登山・ハイキングでも必要十分な(重い!)水を持ち歩くようになったのはもちろんだ。

 

写真はその時のザイオン山のトレイルの途中。

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自炊をしていると日本食が多くなる理由

南アフリカのは南アフリカの料理がある。と言っても基本的にはヨーロッパ系の料理。現地の黒人の料理は単純だし、あまり日本人の口には合わない。特に自炊をしていると現地の料理についての知識がないので、何を作っていいのか分からない。日本食だと作ったことはあまりなくても「今日は◯◯を作ろう」「しばらく△△を作っていないな」とかのバラエティがある。どうしても日本食が多くなる所以だ。食材は何とかなるものとならないものがあり、無いものは諦めるか、似たような食材を見つけて代用する。調味料はキッコーマンの醤油は売っている。その他カツオだしやらミリンやらは任地では手に入らない。どうしようもないので、プレトリアとかに行った機会に買ってくるか、日本から送ってもらう。

今日の夕食は「エビと玉ねぎとピーマンの天ぷら」だ。食材はもちろん全部手に入る。天つゆはカツオだしを湯で溶いて、醤油を少し足してある。だからカツオだし以外は現地調達だ。

天ぷらも大分慣れてきて、短時間で作れる。温度調節も温度計を買ったおかげできちんとできるようになった。ただし、ポテトサラダは出来合い(惣菜)だ。

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2015年11月8日日曜日

今日の夕食

土曜日は夕食はたいてい簡単に済ませる。今日は特に簡単。惣菜のハムとポテトサラダだけ。ただしワイン付き。

ちょっと少ないようですが、体重65キロの人が10キロ走って消費するのは650キロカロリーなので、計算上はこれで十分ですね。そもそも土曜日はジョギングしないし。

ちなみみ今日の食事は次の通りです。

 

朝 紅茶、シリアル、ハムエッグ、ヨーグルト

昼 お好み焼き

TT コーヒー ビスケット二枚

夜 上記+もうちょっと飲む予定


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2015年11月7日土曜日

電気料金の支払い方

自宅の電気料金はプリペイドです。写真のような装置があり、事前に電気代を払うと「Electricity Token」というコード(数字列)が発行されるので、この装置に入力すると電気が使えるようになります。近くのスーパーとかでも買えますが、銀行のウェブからでも買えるのでいつもそうしています。だいたいR170−180(1,700円〜1,800円)くらいですね。これから暑くなりエアコンを使うようになるともっとかかると思います。できるだけ使わないでおこうっと。

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ジョギングの距離を伸ばしました

今月(今週)から毎日のジョギングを5キロ+週1回10キロ→毎日10キロに変えた。所要時間はちょうど1時間。

まあよく眠れること。でもちょっとだけ足が痛いので、できるだけ芝生の上を走ろう

写真は任地の住宅街。ビジネス街を除いてほぼ町中がこんな感じです。

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FMラジオから流れてくる曲のこと

テレビがないので、自宅では良くラジオを聴く。大抵はラジオ2000というFM局だ。聴くというよりBGM代わりに付けっぱなしにししてある。懐メロから最近のヒット曲まで、知っている曲もあるが、もちろん知らない曲がずっと多い。その中で「ちょっと気になる曲」が時々流れてくる。曲名も歌手の名前も知らないが、ちょっと良い感じの曲だ。ご存知の方がいれば教えて下さい。ちょっと気になる曲」をクリックすれば聴けます。

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2015年11月5日木曜日

11月はテストの月

普段は南アフリカに全部で50校あるTVET Collegeのうちの一つで働いています。TVETはTechnical Vocational Education and Trainingの略で直訳すると技術職業教育訓練ってところです。 Collegeにはビジネス系や技術系など多くのコースがありますが、僕の勤務地はIT、電気、建築、土木など技術系が中心です。 職業訓練校と訳していますが、公立の専門学校と言った方が近いかもしれません。

11月になるとこのTVET Collegeでは全国一斉にNC(V)試験が行われます。NC(V)はNational Certificate Vocationalで要するに進級・卒業試験です。これがなかなかの難関で、進級できるのはコースにもよりますが、それぞれの学年の50%、卒業できるのは20%程度です。ITコースの場合は入学者のうち卒業できるのは10%以下です。

ちょっと難しすぎるのではないかとも思われるのですが、ITコースの教科書を見ると特に高度な内容ではなく、まさしくIT技術者として最低限知っていないといけない知識です。国がそれを証明するのですから、卒業率を上げるために教育レベルを下げることはできないでしょう。問題は学生の基礎学力の低さと講師の指導力不足にあることは明白です。

写真は体育館(ホール)で行われた試験の様子です。各コース各学年7科目ずつあり、1ヶ月に渡って実施されます。実技科目は実習室で行われますが、筆記試験は原則体育館でまとめて行います。一科目の試験時間は3時間程でかなり長いです。学生も大変でしょうが、試験監督もかなり大変です。

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2015年10月27日火曜日

雨の日は天気が良い

昨晩の未明からこのあたりには珍しくずっと雨が降り続き、つい先程止んだ。このあたりの人は雨が降っていると「今日は良い天気だね」と言う。やや抵抗感があるものの気持ちは大いに分かる。

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カプチーノ@Phalaborwa

任地Phalaborwa唯一のカフェでカプチーノを飲んだ。南アに来て初めて。R28はちと高いが満足。Free WiFiがあれば毎週通うのだが・・。

でも通うかも・・。

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2015年10月26日月曜日

天ぷらの温度調整

時々天ぷらを揚げる。でもコンロが電気式で温度調整が難しい。微調整はできないし、やたらと余熱が強く、急に温度上げたり下げたりができない。天ぷらは油の温度管理が重要なので、どうしてもうまく揚がらなかった。天ぷら用の温度計が欲しかったのだが、そもそも天ぷらを揚げる習慣がないので専用のものなどあるはずがない。

先日最寄りのスーパーで買い物をしていると「Meat Thermometer」というのが目についた。読んで字のごとく、調理中の肉の内部の温度を測るための温度計なのだが「これは天ぷら用にも使える」とピンと来て、使ってみると「ビンゴ!」だった。以降随分天ぷらが揚げやすくなった。

という訳で、今日のディナーはエビとピーマンの天ぷら。

 

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2015年10月25日日曜日

雑感(海外旅行のことやら読書のことやら)

JVの人たちにも海外旅行が好きな人は多い。そして色々な国々へ旅行した事がある人もたくさんいる。羨ましいと思う。

僕も海外旅行は好きだが、そんなにたくさんの国へ行ったことはない。アメリカ、カナダ、オーストラリアくらいだ。カナダとオーストラリアは2回ずつだが、アメリカは多分10回以上行っている。たくさんの国へ行ってみたい気もするのだが、気に入った国へ何度も行くのが好きなようだ。

登山も好きなのだが、これも気に入った山へ何度も何度も行く。東京の人ならご存知だろうが、高尾山へは20回以上、鷹取山や雲取山も10回くらいは行っているのに、近場の日本アルプスへは一回も行ったことがない。我ながらワンパターンと自分を卑下したくなるが、性格だと諦めている。

思い出すと本もそうだ。小さい頃から気に入った本を何度も何度も読む。小学校の時に買ってもらった「ベルヌ全集(12巻)」など、残らず20回以上読んだはずだ。歴史小説も好きで、司馬遼太郎など10回以上読んだものも少なくない。海外ものではシドニーシェルダンなどは全作品を読んだし、複数回読んだものも多い。考えてみると大衆小説ばかりで純文学はあまり縁がない。

ちなみに本は私蔵する主義で、図書館からは借りない。何回も読むのが好きなので、読みたいと思った時にその本がないと、読みたい気持ちが失せてしまうからだ。ただ、東京暮らしが長かったので、引っ越しの度に本の詰まった大量の段ボール箱を持ち歩くのは大変で、十年ほど前に本はほぼ全て処分した。その頃から読書量が減ったようだが、関連性は良く分からない。

その点Kindleは良い。手元になくても南アフリカからでもすぐに購入できる。一昨日ふと渡部昇一の「知的生活の方法」を読み返したくなってAmazonでダウンロードして読んでいる最中だ。読書好きのシニアには懐かし本だろう。40年近く前のベストセラーだ。それを海外から数分で購入できるなど夢のようだ。ちょうど僕が大学生の時に出版されたので、随分影響を受けた。これも多分20回くらいは読んでいるので、今回で21回目?

任地での夜は長く、時間はたっぷりある。シドニーシェルダンの「Master Of The Game」も物語の前半の舞台が南アフリカだったことをふと思い出し、これも先日ダウンロードして再読している最中だ。シドニーシェルダン最長の本で15万語くらいあるはずなので、読了にはしばらくかかりそうだ。

 

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2015年10月24日土曜日

南半球は夏です。

南半球の南アフリカは本格的な夏へ向けて日々暑くなってきています。

毎日のジョギングは勤務時間が朝の7時からと早いので夕方です。暑いのでちょうど日没に家に着くように出発時間を調整しています。

現在は5キロの時は5時半、10キロの時は5時に出発です。基本は月〜金で、土曜日は休み、日曜日は気分次第です。普段は5キロですが、週に1、2回は10キロ走っています。

今日は休みなので気分転換に朝の5時過ぎから10キロ程走ってみました。気温、湿度とも低く、とても爽やかでした。この時間でもウォーキングの人と何人かすれ違いました。時々は早朝に走って見ようと思います。


写真はいつものジョギングスタイルです。

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2015年10月18日日曜日

職員旅行@Nandoni Dam

職員旅行へ行ってきた。と言っても希望者だけ&完全自己負担なので、参加者は22名。日本人は僕以外に3名。

目的地は任地の北200キロほどのところにあるNandoni Damというダム湖。小型のバスを貸しきって行く。参加費は415ランド(4150円)。

朝8時過ぎに学校を出発。時々雨が降るあいにくの天気だったが、参加者はそんなことはお構いなし。朝っぱらからバスの中でウイスキーやらビールやらを飲みながら大騒ぎ。途中で休憩を含めながら3時間ほどで目的地に到着。

 

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ここへ来たのは遊覧船に乗るため。発進までしばらくあるので、その間何かよくわからないゲームのようなものをして、引き続き飲めや歌えやの大騒ぎが続く。彼らは英語ではなく、ほとんど現地語(トンガ語)で喋っているので、何を言っているかさっぱり分からない。

 

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2時間ほどしてようやく遊覧船でダム湖を一周した。途中でワニを見かけるなどアフリカっぽい。雨は止んだもののの、ずっと曇り。天気がよければさぞや素晴らしい景色だろうが、こればっかりは仕方がない。

 

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1時間弱の湖内遊覧を終えると、対岸へ移動し、ブライ(BBQのこと)をする。それまで食事なし。ブライはてっきり昼食だと思っていたが、始まったのは5時で、完全に夕食だ。

 

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ブライ(BBQ)は厚切りのビーフステーキや極太のソーセージ、骨付きのチキン等の肉類のみ。日本式に野菜を焼いたりはしない。それをまたガンガン飲みながら輪になって食べる。

付け合わせに誰かがはパップと煮豆を持参して来た。パップは南アフリカだけでなく、南部アフリカの黒人全般の主食で、粉末のトウモロコシを湯で溶いたもの。それ自体には味はほとんどないので、スープやソース類と合わせて食べる。これが好きだという日本人もいるが、僕自身はあまり得意でない。でも普段の夕食の3倍はあろうかという量なので、全部は食べきれなかった。ブライ自体はまあ普通のBBQなので、超野性味な点を除けばまずまず美味しい。

食事の後は、さらに輪になって飲めや歌えや踊れやのドンちゃん騒ぎが延々と続く。日没近くから非常に寒くなり、僕はバスの中へ避難。他に若い女性2人も避難していた。

ようやくダム湖を出たのが7時半くらい。帰りのバスでも飲めや歌えの大騒ぎは続く。幹事の一人などは持参のウイスキー(ジャックダニエル)このころになると空になっていた。彼は確か車で学校まで来ていたのだが帰りはどうするのだろうか。僕などバスの中でぐったりとしていたのだが、どんちゃん騒ぎのおかげでまんじりともできなかった。自宅に着いたのは10時半くらい。シャワーを浴びて即寝たのは言うまでもない。

とにかく彼らのパワーには圧倒された。ストレス解消?でも、彼らの回りがそんなに高ストレス社会とも思えないのだが、まあとにかくどんちゃん騒ぎが好きなのは間違いない。僕自身はそんなにどんちゃん騒ぎが好きな方ではないのでちょっと引いちゃうなぁ。次回の参加はビミョー。

 

2015年10月13日火曜日

南アフリカとアメリカとオーストラリアの共通点

南アフリカ人の約9%は白人、特にオランダからの移民の子孫で、自らをアフリカーナーと呼ぶ。彼らの多くは巨漢、と言うより肥満だ。アメリカ人も肥満が多い。オーストラリア人も同じだ。共通点はヨーロッパからの移民という事だ。

僕のアメリカ人の友人が以前、その歴史的由来について説明してくれた。もちろん彼も体重が100キロをかるく超える巨漢だ。彼の説では、開拓時のアメリカ人はヨーロッパから来た貧しい農民や労働者がほとんどだった。アメリカで待っていたのは本国以上に過酷な労働だ。忙しい彼らに必要だったのは、調理が簡単で重労働を支えるための高カロリーの食事だったのだ。そして、食生活ほど永続性を持つ習慣はない。重労働から開放された後でも食生活を変えなかったアメリカ人が過度の肥満に陥ったのは当然だと言うのだ。この説明はなかなか説得力があり、南アフリカやオーストラリアにそのまま当てはまるだろう。

日本でも健康志向の高まりで、テレビの食品のコマーシャルはカロリー・オフだらけだ。ビールなどのアルコール飲料から牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、冷凍食品、ドレッシングなど、うんざりするほどだ。これに対して南アフリカやアメリカではファット・フリー(脂肪分ゼロ)の食品のオンパレードだ。スーパーにはありとあらゆるファットフリー、あるいはローファットの食品が並んでいる。

カロリーとファットのどちらが栄養学的により肥満の原因になるのかは知らないが、当然のことだが、カロリーオフやファットフリーの食品を食べたから痩せるわけではない。通常のカロリーやファットのたっぷり入った食品の代わりに同量だけ食べれば「より太らない」にすぎない。低ニコチン・低タールのタバコを吸って「健康に良い」などとを言っているのと大差はない。健康になりたいならもっと別の方法を考えろよと言いたい。

写真は南アフリカでよく売られている「揚げパン」その名も「fat cake」と言う。当然カロリーたっぷり。これを毎日のようにランチで食べていれば太って当然。

 

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2015年10月12日月曜日

今日のディナーは天ぷらうどん

今日のディナーは手打ちうどんと決めていたのですが、トッピングがいつも薄切りビーフの照り焼きとワンパターン。それで天ぷらに挑戦しました。本当はかき揚げが欲しいのですが、冷蔵庫に適当な野菜がなかったので、冷凍庫にあったエビ(シュリンプ)を揚げてみました。ガスではなく電気コンロなので温度調整が難しく、完璧には程遠いですが、初めてにしてはマズマズでした。ただ肝心のうどんが冷凍保存してあったため、腰がかなり弱くなっていて今ひとつでした。

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2015年10月11日日曜日

今日のランチはピザ+ビール

ふ〜、暑い、暑い。今日は朝の涼しいうちに買い物(スーパー)へ。

ちなみにランチは冷凍のピザ。オーブンだと電気代がかかるのでフライパンで解凍。でも、フライパンが小さいので半分ずつしています。

いくら暑いと言ってビール飲み過ぎ!でもこの暑さでビールなしでピザを食べるのは難しい。

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南アフリカ山行記(その3)Hippo Valley Trail in Blyde River NR

Hippo Valley TrailはBlyde DamからThree Randavelsの麓までのトレイルだ。

ゲートで15ランドのPermitを買ってダム側から黄色のフットプリント(ペンキで塗った足跡型の目印)をフォローしていくと、しばらくはダム湖の美しい風景を楽しめるが、1時間ほどでまったく眺望はなくなり、ひたすらアップダウンのある登山道が続く。出発して2時間半ほどで、水の音が近づいて来たと思ったら、突然視界が開けて渓流にたどり着いた。見上げれば左にThree Randavelsだ。右はその展望台がある峯だろう。ここはその展望台から遥か下に見えた渓流なのだ。

しばらく水の流れに足を休めて、サンドイッチを食す。サンドイッチは保冷剤のせいでやや冷たい。清流と景色を堪能した後、名残惜しいが引き返すことにした。それにしても今日は暑い。日本では徒歩1時間に200ml程水を持参していたが、その倍くらいは必要だろうか。往路はまだしも帰路は日も高くなり、かなりバテた。ちなみにHippo ValleyのHippoとは英語でカバのこと。カバがいるのかもしれない。

今日のハイキング 
距離13.2キロ
時間5時間30分

 

ダム湖の風景

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渓流にて。このトレイルはリターンなので、同じ道を戻る。

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Three Randavels ちなみにRandavelsとは南アフリカ原住民の円筒形の住居のこと。

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Three Randavels

2015年10月8日木曜日

南アフリカ山行記(その2)Peninsula Trail in Blyde River NR

任地のあるLimpopo州の南隣、Mpumalanga州有数の景勝地、Blyde River CanyonのThree Randavelsから北を見るとダム湖がある。前から気になっていたが、地図を見るとR532からではなく、反対側のR40から繋がっている。いくつかハイキングトレイルもあるようなので行ってみた。

朝8時出発して、1時間半、入場料R20を払ってビジターセンターに到着。パンフレットを見ると5つトレイルがある。その中でPeninsula Trailというその名の通りダム湖に突き出た半島を一周するトレイルに。遊歩道的なものを想像していたが、ちゃんとした?ハイキングトレイルだ。途中のダム湖やらThree Randavels方向の遠望も素晴らしかった。約2.5キロ、1時間30分。距離は短いが、わりと近くにこんな良い感じのトレイルがあると何か得をした気になる。近々もう少しタフ(約10キロ)なのに挑戦してみよう。


 

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2015年10月7日水曜日

悪徳警官の小遣い稼ぎ

実はSabieから帰る途中、もうすぐPalaborwaというところでスピード違反に捕まった。

場所はR40の4way stopで右に折れるとPhalaborwa、左に折れるとNamakgale、まっすぐ進むとR71と交差する交差点だ。4 way stopは南アフリカによくある信号のない交差点で、全ての車は一旦停止して、先着順に交差点に入るシステムだ。全ての車が一旦停止するため直前は時速60キロ制限になっている。しかしその手前は制限速度100キロから120キロのところが多く、スピード違反する車が多い。普段は気を付けていて制限速度を守るようにしているのだが、この時はつい標識を見逃して80キロで進んでしまった。

警官に止められて免許証を提示、いくつかの質問をされた。そして制限速度20キロ超オーバーで罰金500ランド(約5000円)を払うように宣告された。その後で「いま現金を持っているか?」と聞かれた。変なことを聴くなぁと思ったが「少しならある」と答えると、「罰金を現金で今すぐ払うなら300ランドに負けてやる」と言うではないか。これが噂に聞いていた悪徳警官の小遣い稼ぎとすぐ分かった。見ると警官は3人。なるほど一人100ランドか。スピード違反をしたのは間違いないし、ここで頑張って500ランド払う必要はもちろんない。しょうがないので300ランド払って立ち去った。領収書などないのは言うまでもない。次から気をつけるしかない。ところで、あの場合200ランドならあるからもう100ランド負けろという交渉はありだったと少し後悔している。

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2015年10月6日火曜日

南アフリカ山行記(その1)Loerie Day Hiking Trail

南アフリカへ来て半年。大分慣れてきたので、ぼちぼち登山(ハイキング)を始めることにする。

日本ならネットで検索すれば様々な情報が幾らでも得られる。ヤマレコなどの情報サイトも充実していて、先人がのGPSのログなどを活用すれば途中で道に迷うようなこともほぼない。

南アフリカではそうはいかない。ハイキングトレイルの情報は限られているし、詳細なルート情報などほぼない。それでキンドルで「Hiking Trails of South Africa」というのを購入し、それを核にネットで情報を探すことににした。任地Phalaborwaはそうでもないが、西側へ100キロほどのTzaneenから南へ数百キロは広範な山岳地帯で、ハイキングトレイルがたくさんあるようだ。その中でも初回ということで比較的ビギナー対象で10−15キロ程度のを探した所、Sabieという小さな町にある表題の Loerie Day Hiking Trail にあたりを付け、行ってみることにした。距離は10.2キロで、まずまず適当だ。

ハイキングの道具のようなものは一切持って来ていなし、2年間の滞在が前提なので買うのももったいない。帽子だけはそれらしいもの(ただしコットン100%)を買ったが、シューズもいつも使っているジョギングシューズ。ザックも通勤に使っている廉価品だ。Tシャツだけはポレエステル90%のアウトドア用だ(ただしいつもジョギングで使っているやつ)。

PharalborwaからSabieまでは車で2時間30分程。朝いつもの出勤時間の6時30分に出発。予定通り9時過ぎに到着した。まずは町の中心にある Sabie Foresty Museumという小さな博物館により、Parmit(入山許可証)を買う。料金は20ランド。そこで簡単な地図とトレイルヘッド(起点)の場所を教えてもらった。ビギナー向けらしく中心地から5分ほどの場所の公園が起点になっていた。駐車料金がさらに20ランド。

10時ちょうどに出発。最初はフラットな道が続く。道幅も広く、高尾山の稲荷山ルートみたいな感じ。

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1時間ほど歩くと、突然未舗装の車道に。これも30分ほど歩くと駐車場があった。

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どうやらここからが本格的なトレイルのようだ。すぐに大きな滝があった。水量はそんなに多くはないが、非常に高い位置(70mくらい)から落ちてくるため、風向きに寄っては頭から降ってきて全身が濡れるほどだ。ここにはハイキングというより、遊ぶ(涼む)ために子供連れの観光客が10人ほど着ていた。その内の一人に写真を撮ってもらった。

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さて、ここからは本格的な山道。ところどころ鎖場もあり、急勾配が続く。途中で二箇所ほど小さな滝もあり、昼食を取った。昼食と行っても何分この暑さ。日本ならストーブを持参して自分で簡単な料理を作ったりするので心配はないのだが、そんな道具もない。サンドイッチでも買おうかとも思ったが、痛むと困るので、バナナとリンゴ、チョコレートバー、ドライフルーツで簡単に済ませた。このあたりは今後の課題だ。

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二つ目の滝を過ぎるとすぐに広いトラバース道(というより林道みたいな感じ)に出た。そこからはSabie Valley 一望できまずまずの景観だ。

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さらにトラバース道を進み続けると、途中の分岐にたどり着いた。後は同じ道を帰るだけ。

距離は10キロ以上あったが、その内3分の2くらいはフラットなので4時間しかかからなかった。ガイドには6時間とあったが、ぜんぜんそんなことはない。ただ、一年ぶりの山行のせいか、シューズがハイキング用ではなく、ジョギングシューズだったせいか、少し足に来てマメができてしまった。南アフリカ最初ということを考えればまずまずか。途中の林道と車道がイマイチだったが・・。

この日はSabieのホテル(ゲストハウス)で一泊。3時にはチェックインしてシャワーを浴びてリラックス。ホテルのオーナーにレストランを紹介してもらい、300gのフィレステーキと地ビールを二杯。ホテルに帰って持参のウイスキーを少し飲んでコロッと眠った。

せっかく南アフリカに来たのでいろいろ観光してみたいところもあるのだが、基本はできるだハイキングを楽しみたいと持っている。