僕の相棒（弟子？）です。

彼女は新人の講師で、僕の同僚だ。僕の授業（コンピュータ・ネットワーク）を毎日見に来る。彼女は来年同じ科目を教える予定なのだ。ただ、ネットワークの知識は十分とは言えず、勉強のために来るのだ。時々学生と一緒になって質問したりする。学生の部族語訛りの英語が分からない時は通訳をやってもらうときもある。英語→英語の通訳だ。

コンピュータ・ネットワークに興味を持っている学生は多いが、多分に概念的な部分が多く、理解しにくく、また教えにくい科目でもある。教えるためには理論をキチンとやるか、実務経験が必要だと思う。僕の場合はもちろん後者だ。僕の授業を少しでも参考にしてもらって、来年授業をできるようになって欲しいものだ。

アームド・レスポンスサービス

日曜日の午後２時頃、自宅でくつろいでいると、ゲートのところに警備員らしき人が来た。なんだろうと思って行くと、セキュリティシステムで契約している警備会社の警備員で、非常ボタンが押されたと言う。もちろん押した覚えはない。ただ、不注意で気付かないままに押してしまった可能性はある。

とにかく何の問題もないと言うと、帰っていった。そのときふと警備員のベルトを見るとホルスターにピストルを下げていた。

セキュリティシステムの契約をしている旨のプレートにある「ARMED RESPONSE」の「ARMED」は武装していると言う意味だ。ようやくそのサービスの意味がわかった。

 

暑い！暑い！暑い！

１２月や１月も暑かったですが、２月になって本当に暑くなりました。連日４０度近いです。その上、先週から僕のオフィスと教室があるQブロックの全部のエアコンが故障しています。午前中の１０時位までは我慢できますが、それからは暑くて何もできません。授業がないときはエアコンの効いている管理棟とかに避難しています。その上頻繁に停電があるので、その時はどこにいても同じです。ひどい時は一日３回も４回も停電があり、点いたり消えたりです。メンテナンス担当者に修理を依頼したのですが、なしのつぶてです。

日本では２月は寒さのピークですが、当然南半球では暑さのピークなんですね。もう少しガマンすれば徐々に涼しくなってくるんでしょうが・・・。

サウスブリッジって何か知っていますか？

ある講師がコンピュータのマザボードとチップ、パーツを教えていたので、僕は実際のマザーボードを使って説明したほうが良いよとアドバイスしました。

この写真はその講師がデスクトップパソコンのケースを開いて（僕が用意したのですが）教えている所です。

その時一人の女子学生が僕に「サウスブリッジはどれですか？」と聞いたので本当にビックリしました。サウスブリッジというのはチップセット（周辺装置等を制御するチップ群）を構成する重要なチップですが、マニアかハードウェア寄りのエンジニアでないと多分知りません。

この学校にも、例え単語だけにしろ、そんなチップがある事を知っている学生がいるんだなぁ。

 

朝の挨拶

僕のクラスでは最初に僕が「Avuxeni」、地元のツォンガという部族の言葉で「おはよう」、と言うと学生は「Ohayo Gozaimasu」と言わせるようにしています。
「Avuxeni」は（アヴシェーニ）と発音します。「Good Morning」 だけでなく「Hello」の意味にも使えます。午後からの授業なら「Konnichiwa」と言わせています。
と言う訳で、ホワイトボードの上にはこんな張り紙をしてあります。授業外でも学生とすれ違った時などはできるだけ「Avuxeni」と言うようにしています。僕の授業を受けている学生なら「konnichiwa」と返ってきます。
帰る時なら「Sala kahle」(サラカーレ)「さようなら」ですね。
もっとも南アフリカにはたくさんの部族がいるのでツォンガはその一部です。この地域では一番多いのですが、全部の挨拶を覚えられないし、こちらにはどの部族出身なのか見分けが付きません。でも彼らはある程度は分かるようですが。

新学期が始まって２週間

新学期の授業が本格的に始まって２週間が過ぎました。「Data Communications and Networking」という科目を教えているのと、「Computer Hardware and Software」という科目の Moderator （授業を見て講師にアドバイスをする役）をしています。

合計で２２コマ。去年よりかなり増えたので結構疲れます。

まあ、あと３週間頑張れば１ヶ月間日本に逃亡できるので、それまでの我慢です。