2007年12月23日日曜日

Googleの法人向けサービス Google Appsを使う

Google AppsはGoogleの法人向けのSaaS(Software as a Service:サービス型ソフトウェア)で、自分のドメインネームを使ってGoogleの各種サービスを利用できるサービスだ。

2年ほど前にベータテスト用のユーザーを募集していたが、アナウンスは英語のみだったし、原則としてアメリカの会社やNPOなどの法人が対象だった。しかし、Googleが初めて法人向けのサービス分野に進出するということで大いに興味があり、アメリカの友達の住所を借りて応募したら、幸いにもすんなりと採用された。既にベータテストは終了したが、その時のユーザーは引き続き無料でこのサービスを利用できる。

Google Appsを利用するためにはDNSの設定を変更する必要があった。つまり自分でDNSを立てているか、DNSの設定を変更できるホスティングサービスを利用していないと使えない。僕の場合は自宅にサーバーを持っているので問題なかった。もっとも設定自体は詳細なインストラクションがあったので非常に簡単だった。IT技術者でなくてもそう苦労せずにできるだろう。

Google Appsの管理者には特別なメニューが用意されていて、一般ユーザー向けにスタートページを指定したり、もちろんメールアカウントを作成や削除、一斉通知、ウェブサイトの作成などができる。要はウェブベースのグループウェアの管理機能のようなものだと思えばよい。機能はシンプルだが、洗練された操作性がいかにもGoogleらしい。

有償版の Google Apps Premier Editionは1アカウントあたり年額6,000円だそうだ。使い勝手のよさと管理コストを大幅に削減できることから大手企業でも採用する例が増えているとか。僕が中小企業のCIOなら間違いなく利用するだろう。

Google Apps の管理画面。Googleの常として新しい機能はまず英語版で提供されるので、英語のままだが、もちろん日本語にもできる。

Googleapps





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