2008年1月12日土曜日

新聞を止めて半年経って思うこと

実は昨年の8月で新聞を取るのを止めた。もともとこの何年かはニュースはほとんど新聞ではなくウェブで見ていた。特にIT関係の情報などは一般紙ではまともな情報は得られないのでウェブに頼っている人が多いだろう。唯一新聞を取っていた理由は家内が折込の広告を欲しがるためだ。しかしスーパーの特売情報のために安からぬ料金を払って新聞を取るのもおかしい話だ。そして、約半年たってみて予想通りまったく困らないというのが実感だ。

考えてみると、新聞や雑誌、本などの著作物は中身の情報が大切なのであって、媒体そのものには何の価値もない。オンラインで事足りるものをわざわざ化石燃料を使って運送するのは無駄と言うものだ。新聞の宅配などその最たるものだろう。生協の宅配で牛乳を配達してもらうのとは違う。地球温暖化防止の意味からも無用の二酸化炭素の排出は止めるべきだ。

その観点からだけではないが、今年注目しているのが電子出版だ。今まで電子出版はほとんど普及していなかったが、昨年はアメリカでアマゾンが電子出版専用端末の「キンドール」を発売して大きく様変わりした。最大の特徴は携帯電話のワイヤレスネットワークを使ったダウンロード販売だ。キンドールを買うだけで使えて、契約も不要、料金も無料、もちろん時間も無制限。いつでもどこでも本だけでなく、雑誌や新聞も紙媒体よりずっと安く購読できる。また、辞書も内臓され、ウィキペディアにも無料でアクセス可能だ。アメリカでは発売以来爆発的に売れて品薄状態が続いているとか。今年は本格的にブレイクするのではないか。

もっとも日本では悪名高い出版物の再販制度がある。とっとと廃止するか、それができないなら電子出版に関しては地球温暖化防止、森林資源保護の面からも値引き販売を認めるとかして促進すればよいのにと思う。

キンドールは僕のように通勤時間=読書時間な人間にはかなり魅力的だ。値段は399ドルだがワイヤレスアクセスが無料なことを考えればかなり安い。

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