2008年1月10日木曜日

今年の注目は低価格ウルトラポータブル

今年注目しているのがウルトラポータブル・ラップトップ(Ultraprotable Laptop:超軽量ノートパソコン)だ。厳密な定義はないが、重量が概ね2ポンド(0.9Kg)以下のノートパソコンを言う。

昨年12月に欧米で発売された台湾のAsusTech製のEeeがその代表格だ。B5より一回り小さいサイズで、重量はちょうど2ポンド、CPUはCeleron M 900Mz、メモリーは512MBと一見非力だが、OSはLinux、ハードディスクの代わりに4GBのフラッシュメモリーを搭載している。何より345ドルという価格が衝撃的だ。ほとんどがウェブサービスでできるようになった今、快適にネットワークにつながりさえすれば余計な機能は不要だ。ネットワークにつながっていないときでもOpenOfficeがあればほとんどの作業で不自由はないだろう。

AsusTechだけではない。1月3日のPCWorld誌のウェブ版によるとLenovoもIdeaPadというウルトラポータブルを発売するそうだ。重量はEeeより少し重い2.3ポンド(1.04Kg)、価格はスペックにより800ドルから1200ドルになるそうだ。Eeeより高いにしても同社のThinkPadに比べると相当安い。

こういった超軽量で安価なノートパソコンの需要は今後大いに増えるだろうし、今年のトレンドの一つになるに違いない。もちろん他社も順次同様の製品を発売するだろう。

Eeeについては日本でも3月から発売される予定だが、LinuxではなくWindowsになる可能性が高いそうで、ちょっと残念だ。そのせいか価格もかなり高くなって5万円以上になるとか。アメリカのアマゾン(Amazon.com)でも売っているが、なぜか国外配送はできないそうなので、今度アメリカへ行ったときにでも買って帰るかもしれない。

Eeeへの唯一の不満はご覧の通りボディサイズに比べてモニターがやや小さいことだ。これは完全に値段と兼ね合いで仕方ないことだろうが。

AsusEeePC

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