2008年5月23日金曜日

ムーンライト・ジョブの勧め

僕の周りにも副業を持っている人が意外といるようだ。日本では就業規則で禁止している会社も多いのであまり大っぴらにできない。よほど親しい人でないと言わないが、なんとなく様子で分かることがある。

英語にはムーンライト・ジョブ(moonlight jpb)という言葉があって、セカンドジョブ(second job)、つまり副業のことだ。フルタイムの仕事が終わった後で、月明かりの下でする仕事という意味で面白い言葉だ。

これに対してアンダー・ザ・テーブル・ジョブ(under the table job)という言葉もある。これは人に見られないように、お金をテーブルの下で受け渡しするという意味で、税務署などに収入を申告しない仕事のことを言う。仕事そのものは合法でも、申告しなければもちろん違法だ。

アメリカではサマータイムが3月から11月までと長いので、仕事を終わってもかなり遅い時間まで明るく、ムーンライト・ジョブがやり易い。フルタイムの仕事の後や週末に他の仕事をすることは決して珍しいことではない。

僕の副業歴も結構長い。ここしばらくはライターをしている。たまたまある出版社の人と知り合い、インターネット関係の雑誌に短い記事を書く機会があったのが最初だった。以降、雑誌を中心にコンピュータ関係の記事やコラムを書いてきた。ウェブマガジンやメールマガジンの仕事もわりとある。ライターはどこかに出勤する必要がないので、副業としてはやり易い。ただ、締切がタイトな場合が多いので結構大変だ。

副業をするのは必ずしも金のためだけではない。同じ会社で同じような仕事ばかりやっているとマンネリになりやすい。ちょっと違う仕事をしたり、同じような仕事でも違った環境ですると良い刺激を受けたり、気分転換になるからだ。週に数回、数時間程度なら本業にも良い影響を与えるだろう。異業種交流会や各種のカンファレンスに出席するのとやや似ているかもしれない。

確定申告は面倒なようだが、すぐに慣れる。副業をすると収入は増えるが、仕事によっては経費として認められるものも多くなるので、税金が増えるとは限らない。アンダー・ザ・テーブルではなくてムーンライトで行こう!
写真はアメリカの確定申告書(Tax Return)。

Taxreturn



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