2008年9月20日土曜日

ITエンジニアのためのロードレーサー考

僕の書斎の片隅に自転車が置いてある。ロードレーサーといって、ツール・ド・フランスなどで使われるのと同じタイプだ。

僕は自転車が大好きで、以前は片道10Kmの道をこれで通勤していた。普段でも20Km程度なら車でなく、自転車で行っていた(ただし荷物がない場合)。当時、家内の実家まで約75Kmあったが、里帰りのときは家内と子供は車で、僕は自転車で行っていた。まったく休憩なしで200Kmの距離を5時間かけて走りきったこともある。

自転車というとマウンテンバイクやママチャリを想像する人も多いだろうが、ロードレーサーはそれらとはまったく別の乗り物だ。ママチャリが軽自動車とすれば、マウンテンバイクはジープ、ロードレーサーはF1だろうか。走るために特化した、それ以外のあらゆる不要な要素を削ぎとった乗り物がロードレーサーなのだ。

実際乗ってみるとそのスピードに驚く。少し気合を入れると30Kmはすぐに超える。瞬間なら40Km以上、下り坂なら60Kmは有に出る。もちろんこのスピードで落車すると命にかかわるのでセーブする。ツール・ド・フランスなどは100Kmを超えるので時々死人が出る。ロードレーサーは人間が自分の力だけで最も早く走れる乗り物だろう。

適度な有酸素運動はストレスを解消し、体脂肪を減らし、心肺機能を強化する。これほど健康によいことはない。ジョギングでもよいのだが、自転車、それもロードレーサーが一番効果的だそうだ。通勤に使うのが一番だが、東京ではいろいろ制約がある。僕もスーツやカッターシャツをロッカーに入れておいて毎朝トイレで着替えたりと結構大変だった。やはり普段は量販店で買った自転車で風を楽しみ。週末はロードレーサーで快適にというのがベターな選択かもしれない。

僕の愛車はカリフォルニアのスペジャライズトという会社のカスタムメイドだ。ロードレーサーは身長や体型に合わせたカスタムメイドが普通で、値段は当時で約20万円。ただの自転車ではなく世界最速の乗り物、自転車のF1だと思えば高くはないでしょう?冬のボーナスで買っても決して後悔しませんよ。

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