2008年2月2日土曜日

アマゾンがオーディブルを3億ドルで買収

アマゾンがオーディブル を3億ドルで買収することになったそうだ。オーディブルといっても馴染みがないかもしれないが、世界最大のオーディオブックのダウンロード販売専門のオンラインショップだ。日本の書店にも本を朗読したCDのコーナーがあるが、あまり普及しているとは言えない。このオーディオブックがアメリカでは非常に人気があるのだ。

理由は一つには通勤方法の違いだろう。アメリカでは一部の大都市を除いて通勤はほぼ100%自動車だ。当然本も新聞も雑誌も読めない。だから、オーディオブックで読む(聴く)。オーディブルでは本だけだなく、一部の雑誌や新聞も販売していて、そのタイトルは 8万種類以上ある。iPodとの親和性もよく、事前にiPodをオーディオデバイスとして登録しておけば、ワンクリックでダウンロード、iPodへのインポートを自動実行してくれる。

値段はピンキリだが、例えば少し前にベストセラーだった「The Appeal」という小説は定価が27.95ドルでオーディオブックなら31.47ドルだ。新聞ならニューヨークタイムズの45分のサマリー版が毎日配信で年間69.95ドル。格安で買える会員制度もあり、僕もだいぶ前から会員になっている。

通勤電車はもっぱらペーパーバックで小説を読んでいるが、オーディオブックの時間が徐々に増えてきた。ちなみにペーパーバックを読むのに普通は3週間かかるが、オーディブルなら同じ程度のもので2週間くらいで聴ける。

いずれにしても車だけでなく、満員電車+オーディオブック+iPodの組み合わせは強力なので、日本語のオーディオブックももっと発売されて、ダウンロードで買えるようになればいいのにと思う。きっとキンドールでもオーディオブックが聴けるようになるのだろうか。

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