2008年2月7日木曜日

なぜVistaは嫌われる?

Windows Vistaが発売されてもう1年になる。しかしXPからのアップグレードはあまり進んでいないようだ。僕もちょうどVistaが発売された直後に子供にパソコンを買い与えたのだが、少し迷って結局はXPにした。XPで特に不満はないし、仕事も忙しいし、子供のためにVistaを覚えるのも面倒だしという理由だ。勤務先のシステム部門もVistaへのアップグレード計画はまったくない。このままXPを使い続けて、Vistaの次のOSであるWindows 7 で乗り換えればいいと考えている会社も多いそうだ。

ただし、実際にXPから移行した会社の担当者の話では「最初はVistaなんかダメだよ」と言っていたユーザーも、一ヶ月もするとたいていは「Vistaもなかなかいいね」と言いだすとか。でも好きか嫌いかと問われれば少なくとも好きではない。人は、特にエンジニアという人種は保守的で変化を嫌うものだ。

面白い例がある。ある大規模な病院で、昨年XPを全面的にVistaに変更したのだが、ほとんどまったく苦情がなかったとか。なぜなら利用者の大半が看護士や医療技術者で、彼らは医療情報DBへの接続用のクライアントにログオンできればOSがXPでもVistaでもMACでもLinuxでも気にしないのだ。唯一苦情が多かったのは管理部門で、病院でファイルマネージャー(ウインドウズ・エクスプローラ)を使うのは彼等くらいだったからだとか。


客「Vistaが欲しいんだけど」
店員「わかりました。どのVistaをお求めですか?ホームベーシック、ホームベーシック・アップグレード、ホームプレミアム、ホームプレミアム・アップグレード、ビジネスフルバージョン、ビジネスフルバージョン・アップグレード、エンタープライズ、エンタープライズ・アップグレード、アルティメイト32ビット、64ビット、アルティメイトリミテッド・・・・」
客「いったいどれがお薦めなんだい?」
店員「Mac OS X です」

915

http://www.joyoftech.com/joyoftech/joyimages/915.gif
この joyoftech.com というサイトは結構笑えるのでお薦めだ。

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