2008年6月7日土曜日

iPhoneはソフトバンクに決定!

iPhoneの日本での販売は予想通りソフトバンクに決まった。よかったと思う。iPhoneはドコモには似合わない。日本の携帯電話を世界の潮流からかけ離れたものにした張本人は他ならぬドコモだ。これを携帯電話のガラパゴス化と言うそうだが、うまい言い方だ。もちろん隔離された場所で他の世界とまったく違った進化を遂げたガラパゴス諸島の生物に例えている。お財布携帯やワンセグはさしずめ、ガラパゴスゾウガメやガラパゴスイグアナだろう。

通信システムで最も大切なことは世界標準を採用することなのだ。僕はアメリカへ行くたびにアメリカの携帯電話を持って行く。規格が同じなら爪の先ほどのICチップを交換するだけで、使い慣れた携帯電話がそのまま使えるのに。

携帯電話のような電子機器は本来日本メーカーが最も得意とするはずの分野なのに、海外ではまったく駄目なのもガラパゴス化したためだ。ガラパゴスゾウガメは所詮ガラパゴス諸島以外では生きられない。

実は昨年iPhoneを触る機会があった。11月にアトランタで開催されたアパッチ・ソフトウェア財団主催のカンファレンスに参加したとき、近くのショッピングモールの中にあったアップルストアに置いてあったのだ。発売して半年たっていたが、大変な人気で、触るのに順番待ちが必要なほどだった。後ろで待っている人に気兼ねして、触ったのは10分ほどだったが、噂どおりの抜群の操作性には感動した。

日本ではiPhoneのエンターテイメント性ばかりが注目されている感があるが、無線LANやBluetoothが使えたり、フルブラウザを搭載していたりでビジ ネスユースにもかなり使えそうだ。iPhone+Google+自宅ウェブサーバーは極めて強力なビジネスツールになるに違いない。文字を入力する機会が多いならBlackBerryのようなQWERTYキーボードが有利だが、そうでなければ現在のところ他に選択肢はないだろう。

後は通信費を含めた価格設定だ。ソフトバンクはアップルにかなりの上納金を収めるそうだから980円は難しいだろうが・・・。

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