2008年7月12日土曜日

Citrixのカンファレンスに参加しました

メーカー丸抱えのカンファレンスはあまり好きではないが、Citrixは仕事に直接関係あるので参加することにしている。今年は7月9日に渋谷の東急ホテルであった。

キーノート(基調講演)のCitrix日本法人の社長の話はまったくつまらなかった。いかにも日経あたりの記事を適当に混ぜたような内容でくだらない。そう言えば去年もくだらなかった記憶だけがある。来年から止めればいいのに。

それに比べてフロリダの本社から来た上級副社長の話はなかなか興味深かった。話もポイントをついていて、Citrixが方針、目指すものが良く分かる。資料の使い方も実にうまい。今年は一人だが、昨年は社長以下幹部が大挙して来日し、それぞれ講演したがいずれも面白かった。

アメリカのビジネス界ではプレゼンは必須の技術で、うまくできないと、まともに出世もできない。鍛えられているのだ。時間もピッタリと終わる。事前に十分に時間をかけて、きちんと内容を吟味しているし、練習もしているのだろう。

ランチセッションのインテルの部長の話はほとんど自社の宣伝だったが幕の内弁当がうまかったので合格。

午後のCitrixの現場の部長の話は結構良かった。プレゼンはそう大したことはなかったが、内容の具体性がそれを十分にカバーしていた。一生懸命メモを取ったのはこのセッションだけだった。

それにしてもなぜ最後にQ&Aがないのだろうか。アメリカのカンファレンスでは最後に必ず質問を受け付ける。そして、内容の面白さと質問の多さは完全に比例する。公演の後もスピーカーの前に質問の行列ができることもある。質問する人だけでなくそれを聞いている人にとっても貴重なものだし、スピーカーにとっても大切なレスポンスなのだ。Citrixの担当者は質問は展示コーナーなどで個別にしてくださいと言っていたが、心得違いだ。

0 件のコメント: