2016年8月26日金曜日

南アフリカの基礎教育(1)

勤務先の学校があるナマハレ(Namakgale)地区は人口約36000人。そんなに大きな町ではないが、小学校が5つもある。

南アフリカでは基礎教育は各部族語毎に行われるため、学校も言語毎にあるのだ。各部族の固有文化やアイデンティティを重視するという政府の方針なのだそうだ。公用語は11あるため、11種類の学校があるということになる。ただ、部族の分布は偏っているため、一つの地区にそんなにたくさんの学校があるわけではない。ナマハレの5校というのは多い方らしい。でも、地区によっては随分遠くまで通学しないといけないそうだ。そう言えば毎朝、子供を詰め込んだボロ車をよく見かける。遠くの地区からナマハレの小学校に乗せて行っているのかもしれない。

他のアフリカ諸国では小学校1年生から英語で教育を受ける国も多いようで、この場合はそんな苦労はない。しかし、大切な事だと思う。

Primaryschool

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