2014年11月15日土曜日

多読による外国語習得法

昼休みは読書の時間と決めていて、たいていペーパーバックで英語の小説を読む。人間が几帳面でないので文法は苦手だし語彙力もあまりない。わからないところはあれこれ考えるのが面倒なので飛ばして読む。辞書はまったく引かない。日本語の本だってわからないところは気にしないで飛ばすし、辞書など引かないが書いてあることはわかる。英語でも同じことだ。なんのかんのでシドニーシェルダンの長編は全部読破した。最近はアマゾンで面白そうな本を見つけてはランダムに読んでいる。たいていはベストセラーのミステリーだ。

英語の達人として知られる夏目漱石は「英語を修めるには辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があってもそこは飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと最後には解るようになる」と言っている。バイリンガル教育の著名な研究者スティーブン・クラッシェンは「多読は最も効果的な外国語の習得方法ではない。唯一の習得方法である」と言っている。
Bookstadoku

僕も「どうすれば英語の本を読めるようになるのですか」といった質問を受けることがあるが「少しくらいわからなくても気にしないことです」とか「辞書を引かないことです」と言ってもほとんど信じてくれない。ところが最近多読について非常に有益なサイトを見つけた。多読による英語学習法だ。

換言すると絵本から始めて半年から1年で100万語を読むことで誰もが英語の本を辞書なしでスラスラ読めるようになり、最終的には英語のペーパーバックも読めるようになるというものだが、具体的なプロセスや教材を提示しているところがミソだ。こんな方法があるならもっと早く知りたかったとちょっと悔しい気がする。一読して「これだ!」と思った人は実践してみてはどうだろうか。1年後、人生観が変わるかもしれない。

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