2007年7月19日木曜日

要注意!IT用語の日本式発音

IT用語は言うまでもなくほとんど全て英語から来ている。ただ、日本式の発音だとアメリカ人に通じないことがよくある。

例えばネットワークコマンドの ping は「ピング」ではなく「ピン」と発音する。英語では最後のgは発音しないからだ。香港(Hong Kong)がホングコングではなくホンコンなのも同じ理屈だ。日本では逆にgを強く発音する人が多いが、アメリカ人にはまったく通じない。

LinuxエディタのPicoは「ピコ」ではなく「パイコ」だ。英語ではiは普通「イ」ではなく「アイ」と発音するからだ。これについては10年くらい前に Linux を「リナックス」と呼ぶか「ライナックス」と呼ぶかという大論争があったことを思い出す。僕はそのころサンノゼで開催された「Linux World Conference and Expo」に参加したのだが、その時はリナックス派とライナックス派が半々だった。これは結局<a href="http://www.catb.org/~esr/faqs/linus/english.au" TARGET="_blank">リーナス・トーバルズ自身が「リナックス」と発音した</a>ことで決着したと記憶している。そもそもリーナス(Linus)自体はをライナスと発音するアメリカ人が多い。

さらにネットワーク機器のルーター(router)は「ラウター」となる。最初は新しい機器が発明されたのかと思った。データベースのSQLは「シークェ」だ。最後の「L」はほとんど発音しないので聞こえない。歌手の Billy Joel は「ビリー・ジョエル」ではなく「ビリー・ジョー」と言わないと通じないのと同じだ。

それ以外にもaは「ア」ではなく「エイ」と発音されることが多い。サンのオペレーティングシステムの Slaris を「ソラリス」ではなく「ソレイリス」と発音するアメリカ人は少なくない。もちろん彼らに「ソラリス」と言っても通じない(なかった)。

ある程度パターンがあるので慣れれば多少は対応できる。特に母音がからむと要注意だ。わからない=通じない場合はすばやく置き換えてみよう。

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