2016年12月30日金曜日

Born Free、自由な時代に生まれた世代

南アフリカでは1994年のアパルトヘイト廃止後に生まれた黒人を「Born Free」と呼ぶ。文字通り「自由な時代に生まれた世代」だ。
今年はある意味で一つの節目とも言える。つまり、最初のBorn Free 達が大学を卒業した年なのだ。今年から高等教育を受けた Born Free 達がどんどん社会に進出していき、南アフリカは徐々に 彼等・彼女等の国になる。
南アフリカを「カプチーノ社会」と呼ぶ事がある。カプチーノは2つの層からなる。非常に薄いホワイトクリームに粉末チョコレートを振りかけた上の層と、その残りの厚いブラックコーヒーの層だ。ホワイトクリームはもちろん白人、粉末チョコレートは極少数の、アパルトヘイト廃止前後に高等教育を受けた黒人の中間層だ。残りの大多数の黒人層は今でも貧しいままだ。
Born Free 達がこれからの南アフリカをどんな国にして行くのか、どうやって「カプチーノ社会」を変えていくのかは分からない。しかし、これからもずっとこの国を愛情を持って見続けていきたい。
Abroller 11 19 2016

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