2016年6月11日土曜日

講義を初めて一年が経過しました

英語で講義をするようになったのは、ちょうど1年くらい前だった。中心になっていた講師が突然退職して、そのピンチヒッターを頼まれたのだ。

週に5コマの講義で、2コマ連続が2回と1コマが1回、それが2クラスで、合計10時間。特に2コマ連続は約2時間(1コマは55分)しゃべり続けなければならず、当時の僕の英語力としては相当しんどかった。とにかく最初は要領がわからず、講義でしゃべる事を事前に決めて一字一句全て書き出した原稿を作って臨んだ。講義中は基本それを読む。もちろん膨大な時間がかかる。2コマの準備に4時間以上、時には5時間、6時間もかかるることはザラだった。しばらくして冬休みが始まって講義が一段落ついた時は本当にホットした。

一年経って、さすがに慣れてきて、講義の内容を一字一句事前に考える必要はなくなった。もちろん概要は考えて原稿は作る。でも、それを読むのではなく、ときどき参照したり、チラ見する程度で済むようになった。準備に費やす時間もずっと短くて済むようになった。教える内容が一巡したせいもあるが、要領をつかんだのが大きい。

写真は初期の頃の講義ノート。ファイアーウォールの説明だ。一字一句しゃべる内容を書いてある。

Lecturenote1

 

次の写真は最近の講義ノート。IPアドレスについての説明だ。文章もあるが、基本はキーワードのみ。

これは教科書外の内容なので、急遽講義の当日に走り書きしたもの。これを使って講義した。ちょうど1時間の内容だ。

Lecturenote2

 

今は講義ノートは原則としてワードとパワーポイントで作るので、手書きは稀だ。でも、構想を練る時はやはり大きめのノートや白紙に自由に書きながらが良い。それを元に講義ノートを作る事もままある。二度手間のようだが、来年同じ講義をする予定の若手の講師にちゃんとした資料として渡したいので電子化している。

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