2015年4月8日水曜日

3時の約束が8時に

南アフリカではSVは自動車の購入が推奨されている。住居地のファラボルワと勤務地のナマハレが13キロほど離れており、かつ交通機関がコンビタクシーという簡易バス、JICAは治安上あまり推奨してくない交通機関、しかないためだ。しかし、自動車を購入すると言っても南アフリカの中古車は非常に高価で、10年落ちのカローラが100万円くらいしたりする。離任時はそれなりの値段、7割〜8割、で売れるという話だが、肝心の初期コストの100万円がなかなか払えない。日本ではとっくに廃車のおんぼろグルマなら50万円くらいである。いくら2年間の任期とは言え、その間に故障は必至だろう。当面は学校付きの運転手が送り迎えしてくれるらしいが、その内打ち切られるだろう。ということで迷っている。

1人のSVがそれでも50万円くらいの車を買いたいというので、先任SV紹介の中古車屋が車を見せたいというので、午後3時にホテルまで持ってくる約束をした。3時を過ぎても来ないので、電話したところ「もうすぐ着く。着いたら電話する。」と言うばかり。6時を過ぎたあたりから、大概バカらしくなり、食事を取ってシャワーを浴びて本を読んでいたら8時過ぎに電話があり、「今ホテルの前なので来て欲しい。」と言う。といってももう真っ暗で細かいチェックなどできようもない。そもそもいま直ぐ買うという気はなく、とりあえず見て欲しいというので来てもらったのだ。ただ、先任SVの紹介なので無下にもできず、もう暗いので明日の朝来てくれと言ったところ、8時に来るという。とりあえず、ざっとエンジン周り見て引き取ってもらった。

約束の時間に5時間遅刻など、日本なら烈火のごとく起こるか、会わないで帰ってもらうところだが、そこは開発途上国は時間にルーズという教育を受けたので、諦めが先に立った。まあとにかくしかたがない。

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